イノセントCはモエレフウウンジ
ホッカイドウ競馬の2歳重賞・イノセントC(門別・ダ1200m)は、6番人気のモエレフウウンジ(父ゴールドヘイロー)が2番手から抜け出して優勝。後続に4馬身差をつけました。これで通算成績は3戦2勝(2着1回)です。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1995105092/
母ピサノガレーは福島記念(G3)5着馬。ナリタブライアン(三冠、有馬記念)やファレノプシス(桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯)と4分の3同血の関係にあります。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1996101608/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1991108889/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1995105092/
┌ ブライアンズタイム
ピサノガレー ――――┤
(≒ナリタブライアン)└○┐
(≒ファレノプシス) └ Pacific Princess
これまでの産駒は鈍重さが目立っていたのですが、本馬は Mr.Prospector 4×4があるためかスピードと仕上がりの早さが表現されています。力強く掻き込む走法なのでダートのほうがいいでしょう。
母の父ブライアンズタイムは底力を伝えます。スリーロールス、テイエムアンコール、ラナンキュラスのような芝馬もいますが、どちらかといえばパワータイプなので、エスポワールシチー、ブルーコンコルド、ヴァンクルタテヤマのような砂の猛者のほうが“らしい”感じはあります。ブライアンズタイムを持ち、そこに Hasty Road クロスがあれば、たいていの馬はダート向きになります。本馬はこのパターンです。
デビュー戦圧勝で断然の1番人気に推されたマニエリスム(父ゼンノロブロイ)は4着。スタートの大出遅れが痛恨でした。最後方追走から直線で大外に持ち出してそれなりに伸びているので能力はあるでしょう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103001/