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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

雑談

2011年10月28日 (金)

オルフェーヴル有馬記念へ

1970年に英三冠を達成した Nijinsky は、三冠目の英セントレジャーを勝ったあと、フランスの凱旋門賞に出走しました。当然のように大本命に推されたものの、伏兵 Sassafras の2着に敗れ、デビュー以来12戦目にして初の敗北を喫しました。

『新・世界の名馬』(原田俊治著・サラブレッド血統センター)に収められたニジンスキーの物語のなかで、同馬の馬主チャールズ・エンゲルハード氏は、「セントレジャーのあの距離がニジンスキーの精力を予想以上に奪いとってしまった」と、凱旋門賞の敗因について語っています。同馬は凱旋門賞のあとに出走したチャンピオンSでも Lorenzaccio の2着と敗れ、調子を戻すことなくターフを去りました。競馬史に残る偉大な名馬にしては少々寂しい幕切れだったといえるでしょう。

先日、菊花賞を勝ち史上7頭目の三冠馬となったオルフェーヴルは、ジャパンCを回避し、暮れの有馬記念に直行することが決定しました。

ジャパンC(G1)も使おうと思えば使えないことはないでしょう。出れば勝つ可能性もそれなりにあると思います。ただ、陣営も明言しているとおり、この馬の最大目標は来年秋の凱旋門賞(仏G1)です。三冠達成→ジャパンCというキツいローテーションによって、かつての Nijinsky のように調子を狂わせてしまったり、さらには闘志や活力を消耗して競走生命を縮めてしまっては元も子もありません。

池江泰寿調教師の父池江泰郎調教師が管理したディープインパクトは、7戦全勝で迎えた05年の有馬記念で、単勝1.3倍の1番人気に推されながらハーツクライの2着に敗れました。レース後、手綱を取った武豊騎手は「今日は飛ばなかった」と語りました。目に見えない菊花賞の反動があったのかもしれません。大きな目標を達成したあとのレースはとかく仕上げが難しいものです。

日本を代表するスーパーホースが、国名を冠したビッグレースをスキップすることに関しては批判があるかもしれませんが、馬のコンディションを第一に考えた末の結論だと思うので、わたしは支持します。今年の有馬記念は12月25日。例年とは盛り上がりが違うでしょう。楽しみです。

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2011年10月17日 (月)

タイムフォームが Frankel に143ポンドを与える

10月16日のエントリーに、「タイムフォームのレーティングは10月9日時点で142ですが、この勝利を受けて143~144に上がるのではないでしょうか」と記しました。最新の『Sportinglife.com』の記事によれば、タイムフォームが Frankel に対し「143」を与えたとのこと。これは145の Sea Bird(1962年生)、144の Brigadier Gerard(1968年生)、Tudor Minstrel(1944年生)に次ぐ歴代4位の記録です。

上位3頭はいずれも40年以上前に誕生した歴史的名馬。わたし自身、リアルタイムでこのレベルの名馬を目撃するのは初めての経験です。できることなら来年、一度ぐらいはヨーロッパへ出掛けて行ってそのレースぶりを目に焼き付けたいですね。セシル調教師は2000m路線にチャレンジすることを示唆しています。ロイヤルアスコットのプリンスオブウェールズS(英G1・芝10f)あたりでオルフェーヴルと対決するなら仕事を放り出してでも行きます(笑)。

2011年10月 5日 (水)

シンボリルドルフ死す

ニュースを目にしたとき、わずかな思考の空白のあと、「……シンボリルドルフでも死ぬのか」と思いました。生き物ですから死ぬのは当たり前です。その当たり前のことが訪れることを不思議に思うくらい、自分のなかでシンボリルドルフは別格の存在でした。

桁外れの天稟と、侵しがたい威厳。厩舎で「ライオン」とあだ名されるほどの激しい気性であったといいます。その一方で、競馬になれば冷静沈着、まるで人間の頭脳を搭載しているかのような完璧なレースぶりでした。熱さや激しさを不思議なほど感じさせず、努力や根性といった言葉から最も遠く離れた、クールでスマートな天才でした。

一個のサラブレッドとして、これほど魅力的な存在はほかに見当たりません。現役時代から大好きな馬でしたし、その気持ちは二十数年を経ても変わることはありませんでした。

昨年9月30日のエントリー「シンボリルドルフがジャパンC当日に東京競馬場へ」のなかで、以下のように記しました。

「絶対的に強い馬(=シンボリルドルフ)に憧れる気持ちが『なぜ強いのだろう』という探求心を生み、それを解き明かそうとしたことが血統に関心を持つきっかけだったと思います。そういう意味でシンボリルドルフは自分の人生を変えた馬といえます。初めて5代血統表を書いた馬はシンボリルドルフでした。もっとも、完成した血統表を見たところで何が何やらわかりませんでしたが……。」
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/09/post-ef66.html

昨年のジャパンC当日、東京競馬場にやってきたシンボリルドルフは、昼休みにパドックに現れてお披露目をしました。何の根拠もなくシンザンの長寿記録を抜くのだろうと思い込んでいたので、久々だなぁという感慨以外、これといって感傷を浸ることもなく、晴れやかな気分でパドックの周回を見守っていました。いまから考えればあれがファンに対する別れの挨拶でしたね。

シンボリ牧場を隆盛に導いた天才馬産家・和田共弘と、彼の馬産哲学の結晶であるシンボリルドルフについては、『神に逆らった馬――七冠馬ルドルフ誕生の秘密』(木村幸治著/ノン・ポシェット)に詳しく描かれています。『凱旋――シンボリルドルフをつくった男』を改題し、新たに文庫版としたものです。この本を読まずして日本競馬の歴史は語れません。名著だと思います。

2011年9月25日 (日)

来年から2週間前倒しで新馬戦開始

2012年のJRA開催日程が決まり(正式発表はまだです)、スポーツ新聞各紙がいくつかの変更点を取り上げています。

9月22日付の『日刊スポーツ』によれば、来年の有馬記念は最終日ではなく、土日月の3日間開催の中日(日曜=天皇誕生日)に行われるとのこと。
http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20110922-838723.html

1968年から79年まで、有馬記念は1年の最終日ではなくその1週前に行われていました。最終日に組まれていたのは中山大障害。グランドマーチスやバローネターフが中央競馬の1年を締めくくっていました。1年のオーラスが有馬記念、という番組スケジュールは古今不変というわけではありません。

翌2013年も土日月開催となりそうなので、同様の番組となるでしょう。それから先、月曜日に天皇誕生日または振替休日がきて3日間開催が可能となるのは、2018、2019、2024、2029、2030年……です。平均すると3年に1回ぐらいのペースで有馬記念は“ラス前”に移動します。これは是非の問題ではなく慣れの問題だと思うのでとくに感想はありません。

個人的に影響があるかもしれないと感じるのは、9月24日付の『スポーツ報知』が報じた「ダービー翌週から新馬戦開始へ」ですね。来年以降、新馬戦は2週間前倒しされて6月のアタマから開始されるとのこと。
http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20110924-OHT1T00026.htm

POG業界には多少動揺があると思います。たとえば、産地馬体検査の内容を盛り込むのは難しくなるでしょう。本作りの始動時期も早まります。ライター的な立場でいえば、クラシック関連原稿とPOG関連原稿の執筆時期が重なるので、う~ん、ちょっとしんどいかな……と。早め早めに捌いていくしかありません。ダービーが終わったあと、余韻に浸る間もなくドラフト会議が開催されるので、これまでのように“ダービーまでは3歳戦に集中し、それが終わってからドラフトの準備に取り掛かる”というペースでは間に合いません。

ただ、これも慣れの問題でしょう。2歳戦が長く楽しめるようになるので歓迎すべき変更だと思います。

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2011年9月 4日 (日)

ゴールドアリュール化するネオユニヴァース

土曜小倉9Rの唐津特別(500万下・ダ1700m)は、ネオユニヴァース産駒のウインベルカント(3番人気)が快勝しました。

同馬が直線でグイグイ伸びてくる姿を目にしたとき、このところ薄々感じていたことが確信に変わりました。

ネオユニヴァースはゴールドアリュール化しているのではないか、ということです。

ヴィクトワールピサ、ロジユニヴァース、アンライバルドなどを送り出したネオユニヴァースは、大レースに強い種牡馬として馬産地で人気を博しています。ただ、最近の競馬を見ていると、イタリアンレッドのような芝の重賞勝ち馬が出現する一方で、全体的な活躍のフィールドは芝からダートへと徐々に移ってきているのを感じます。たとえば、先日のレパードS(G3・ダ1800m)ではタカオノボルが2着と健闘しました。冒頭でご紹介した唐津特別の3レース前、小倉6R(500万下)でもネオリアライズがダート1700m戦を圧勝しています。

産駒がデビューした08年以降、芝とダートでそれぞれ何勝ずつ挙げてきたかを年ごとに並べてみます。

     芝  ダート
08年 17勝  5勝
09年 40勝 21勝
10年 54勝 42勝
11年 21勝 60勝

昨年までは芝が優勢でしたが、今年に入ってからはなんと芝よりもダートのほうが3倍近く勝っています。

ネオユニヴァースは、ほかのサンデー系の有力種牡馬と比べて、軽快なスピードに恵まれいるわけではなく、スパッと切れるわけでもありません。その代わり、パワーと底力は十分。つまり、もともとダート向きに転化しやすい資質を備えていました。この先、若い世代からタカオノボル、ナムラカイシュウ、インペリアルマーチ、アドバンスウェイのようなパワータイプが台頭してくるのではないか思います。やがては第二のゴールドアリュールとなるかもしれません。

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2011年8月27日 (土)

サンデーサイレンス2×4のレイモニが重賞勝ち

8月25日に門別競馬場で行われた2歳牝馬による重賞リリーカップ(ダ1000m)は、レイモニ(3番人気)が鮮やかに抜け出して59秒5のレコードタイムで優勝しました。
http://www.youtube.com/watch?v=miyc1oJR3LA

父はアドマイヤグルーヴの全弟サムライハート、2代母の父はフジキセキですから、「サンデーサイレンス2×4」というクロスを持ちます。地方競馬ではありますがサンデーサイレンスのクロスを持つ初の重賞勝ち馬だと思います。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009102290/

ホッカイドウ競馬ではこの配合が地味に頑張っており、モルフェソングエルが重賞で入着しているほか、モルフェマイハートも重賞出走経験があります。これだけサンデーサイレンスの血が増えてくると、重賞勝ち馬が出てくるのは時間の問題でした。いずれ中央にも現れるはずです。

レイモニは、サンデーサイレンス2×4だけでなく、Halo≒Drone≒Sir Ivor 3×4・5・5・5ですから強烈です。生産者兼馬主はオリオンファーム。2006年に開業したばかりの新しい牧場です。オーナーの大谷正嗣さんはもともとこの世界とは無縁のアウトサイダーで、現在、シンガポール在住で投資会社を経営されています。昨年夏、セレクトセールの会場で須田鷹雄さんを介してお目にかかったことがあるのですが、数語交わしただけで明晰さが伝わってくるような方でした。競馬界にどんどん新風を吹き込んでほしいですね。

2011年8月19日 (金)

ヴィクトワールピサが凱旋門賞出走取り止め

すでに報じられているとおり、フランス入りして調教を積まれていたヴィクトワールピサが、左後肢の跛行により「5週間の安静」と診断され、目標としていた凱旋門賞への出走を取り止めました。

春に香港G1を回避したときは右後肢の跛行でしたが、今回は左。このあたりに弱点を抱えているのでしょうか。

今後どこを使うかは、関係者が最善の判断を下すでしょうから、外野があれこれ考えても始まりません。ただ、ここから5週間休むとなると、復帰は早くても11月末のジャパンCでしょうか。

中山記念のレースぶりは、今年のJRAのレースのなかではオルフェーヴルのダービーと並んで最も印象的でした。そのあとのドバイワールドCの勝利はあらためて語るまでもありません。3歳時よりもはっきりとパワーアップしていただけに、フランスで予定していた2戦は昨年とは違う結果になるだろうと楽しみにしていました。残念というしかありません。

評価の高い4歳世代は、宝塚記念で連対できず、最強神話が揺らいでいます。もっとも、当時ピークを過ぎていた何頭の有力馬は、秋になればリフレッシュして戻ってくるでしょう。オルフェーヴルと4歳世代の激突は、秋競馬における大きな楽しみのひとつなので、4歳世代には以前と変わらぬ強さを保っていてほしいという希望があります。ヴィクトワールピサは4歳世代の大将ですから、一度でいいので完全な状態でオルフェーヴルと対決してほしいですね。どちらが勝つにしても名勝負になると思います。

2011年8月14日 (日)

消えた名種牡馬 Cacique

8月13日(土)に英ニューバリー競馬場で行われたジェフリーフリーアS(G3・芝13f61yds)は、3番人気の Census が勝ちました。
http://www.pedigreequery.com/census6

2着の Brown Panther はマイケル・オーウェン氏(元イングランド代表のサッカー選手)の持ち馬。こちらが勝っていればそこそこ大きなニュースバリューだったかもしれません。

ただ、Census の勝利も、血統的には目を惹く結果です。同馬の父 Cacique にとって、Mutual Trust(ジャンプラ賞-仏G1、ポールドムーサック賞-仏G3)に次ぐ2頭目の重賞勝ち馬となりました。
http://www.pedigreequery.com/cacique9

2頭が属する3歳世代は Cacique の初年度産駒。出走を果たしたものはわずか16頭です。種牡馬として人気がなかったわけではありません。なぜなら Cacique は現役時代にマンノウォーS(米G1)やマンハッタンH(米G1)などを制した一流馬で、なおかつ名種牡馬 Dansili(ハービンジャー、Rail Link などの父)の全弟にあたり、兄弟には4頭のG1馬がいるという超良血馬だからです。種牡馬としては引く手あまたでした。この華々しいファミリーについては昨年2月26日のエントリー「もう1頭のスーパー牝馬 Hasili」に詳述しておりますのでご参照ください。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/02/hasili-2836.html

産駒数が少ない理由は“受胎率の低さ”です。現2歳世代はさらに頭数が少なく、わずか数頭。結局、昨年秋に種牡馬生活をリタイアしました。繋養されていたバンステッドマナースタッドには、もともと全兄の Dansili がいたのですが、10年からは全弟の Champs Elysees がスタッドイン。同じ血統の種牡馬は3頭もいらないということで、受胎率に問題を抱える Cacique が切られたということでしょう。

Cacique 産駒は Mutual Trust と Census だけではありません。競走馬となったわずかな初年度産駒から、Slumber(英G3チェスターヴァーズ-3着、英G3ハンプトンコートS-3着)、Dominant(英G3ヨークS-3着)などが出ています。全兄 Dansili に負けない活躍ぶりです。これだけの能力を持った種牡馬が、ごくわずかな産駒しか残せず姿を消したというのはもったいないですね。

スーパー牝馬 Hasili を母に持つ名馬たちが、種牡馬や繁殖牝馬として成功し、現代のサラブレッドに大きな痕跡を刻むことになったとしたら、Census の血は希少性が高いので価値が上がるかもしれません。

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2011年8月 6日 (土)

スゲヌマの夢

暑かったもので、夕食の際にビールを飲んだら、食後に睡魔が襲ってきて、小一時間ほど寝てしまいました。そこで妙に鮮明な夢を見ました。

どこかの競馬場のスタンドに立っているのですが、それが妙に古めかしく、現代ではないように思われました。3コーナー方面に目をやると、小さな森のようなものがあったので、東京競馬場だろうと分かりました。

馬群が4コーナーを回って直線に流れ込んできます。まるで雨上がりのような美しい夕景で、白い木製の内ラチに沿ってこちらに駆けてくる馬たちを、オレンジ色の西日が照らしています。

「スゲヌマだ、スゲヌマ!」と、近くの人が叫びました。

スゲヌマといえば戦前のダービー馬じゃないか、と思ったところで目覚めました。何のオチもありません。目覚めたあとすぐに情景を反芻できるほどリアルな夢で、場内のざわめきなども耳に残っていました。

競馬の夢なら函館2歳Sの予知夢のほうがよかったなぁ~(笑)、と思いつつスゲヌマの戦績を調べたところ、やはり1938(昭和13)年のダービーを勝っていました。ただ、夢のなかのレースがダービーかどうかは分かりません。映像で確かめようと思い、家のビデオ&DVD庫を探ったところ、20年ぐらい前に買った『日本ダービー史2』というのは出てきたのですが、『1』がないため調べがつかず。レンタルDVD店で探してみることにします。

それにしても、なぜスゲヌマなのか、なぜそんな夢を突然見るのか、人間の脳というのは本当に不思議です。
http://ahonoora.web.fc2.com/sugenuma.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B2%E3%83%8C%E3%83%9E

そういえば、スゲヌマは笠雄二郎さんの『サラブレッド配合史』にも登場します。サラ系ですが「母国宝はバンザイの1つ下の妹で、帝室御賞典に勝っている」という記述があり、日本の競走馬育種の歴史のなかでも重要な1頭という位置付けをされています。

同書は1ページ目から順に読んでいくのもいいですが、思いついたときに興味のある章から入っていくほうが読みやすいと思います。
http://www.miesque.com/c00001.html

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2011年7月31日 (日)

トゥインクルレース誕生25周年

本日は日本初のナイター競馬が行われてからちょうど25年目にあたります。いまでは当たり前になっていますが、当時は画期的といえる試みでした。

浜松町駅からモノレールに乗って行ったところ、車内はラッシュ時さながらのすし詰め状態。大井競馬場前駅で吐き出され、まるで年末のアメ横のような人の流れに驚きつつ競馬場の北門にたどり着くと、そこからさらにメインスタンドまで人の波が切れ間なく続いていました。それまで大井競馬場には何度も足を運んでいましたが、これほどの混雑を経験したのは初めて。お腹が空いて売店で何かを買おうとしても、どこも長蛇の列なので並ぶ気が失せました。

25年が経過してみると、場内の混み具合や、早見優さんのコンサートといった馬とは関係ない部分だけが記憶に残り、どんなレースが行われたかはすっかり忘れてしまいました。

大井競馬場では7月31日(日)から8月4日(木)までの開催を「アニバーサリーウイーク」と称し、さまざまなイベントを実施する予定です。
http://www.tokyocitykeiba.com/news/news.php?id=2289

大井競馬場の告知によれば、新しい発走ファンファーレをお披露目するようですね。楽しみな反面、ちょっと怖いような気も……。

競馬王 2011年11月号
『競馬王11月号』の特集は「この秋、WIN5を複数回当てる」。開始から既にWIN5を3回的中させている松代和也氏の「少点数に絞る極意」、Mr. WIN5の伊吹雅也氏が、気になる疑問を最強データとともに解析する「WIN5 今秋の狙い方」、穴馬選定に困った時のリーサルウェポン、棟広良隆氏&六本木一彦氏の「WIN5は『穴馬名鑑』に乗れ!」、オッズから勝ち馬を導き出す柏手重宝氏の「1億の波動(ワオ!)」、亀谷敬正氏&藤代三郎氏が上位人気の取捨を極める「迷い続ける馬券術」、夏競馬期間中WIN5を6戦3勝している秘訣を探る「赤木一騎の次なる作戦」など、この秋、一度ならず二度、三度とWIN5を的中させるための術が凝縮されています!! また「大穴の騎手心理」では、世界を股にかけるトップジョッキー・蛯名正義騎手をゲストにお迎えしました。その他、今井雅宏氏の「新指数・ハイラップ指数大解剖」や、久保和功氏の「京大式・推定3ハロン」など、盛り沢山の内容となっています!!