夏は買えないゼンノロブロイ産駒
春シーズンは飛ぶ鳥を落とす勢いだったゼンノロブロイ産駒。しかし最近、なんとなく活躍を眼にしていないような気がしたので、「TARGET frontier JV」で調べてみると、やはりローカルに入ってからの成績が落ち込んでいることが分かりました。とくに芝が不調です。6月19日以降、わずか1勝しかしていません。大物が夏休みに入って稼働していないことを考慮しても微妙な成績だと思います。
ゼンノロブロイ産駒の連対率を“中央開催”と“ローカル”に分けると、クッキリとした差異が認められます。
中央開催:21.5%
ローカル:11.8%
これほど適性に差のある種牡馬も稀です。参考として種牡馬ランキング1~10位(8月2日現在)の成績を示します。
1位 キングカメハメハ
中央開催:22.2%
ローカル:17.5%
2位 フジキセキ
中央開催:18.9%
ローカル:17.1%
3位 クロフネ
中央開催:20.0%
ローカル:16.0%
4位 マンハッタンカフェ
中央開催:18.2%
ローカル:18.0%
5位 シンボリクリスエス
中央開催:19.3%
ローカル:17.0%
6位 アグネスタキオン
中央開催:22.5%
ローカル:19.3%
7位 スペシャルウィーク
中央開催:16.7%
ローカル:16.2%
8位 サクラバクシンオー
中央開催:16.5%
ローカル:20.0%
9位 ジャングルポケット
中央開催:16.4%
ローカル:16.9%
10位 ネオユニヴァース
中央開催:19.2%
ローカル:13.5%
ゼンノロブロイの特異性をご理解いただけると思います。もちろん、まだ二世代目がデビューしたばかりなので、時間が経てば両者の数値はもう少し縮まってくるでしょう。
月別の連対率を見ると、8月は1年のなかで最も悪い10.7%。7月は二番目に悪い14.5%。この時期は買いづらいですね。ゼンノロブロイ産駒は秋競馬が始まってからが買いです。
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