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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2011年11月 3日 (木)

重賞クラスの大物シャンボールフィズ

■日曜京都5Rの新馬戦(芝1600m)は、中団追走の★マデイラ(8番人気)が直線で末脚を爆発させて大外を突き抜けました。
http://www.youtube.com/watch?v=k1TyZtwX22A

「栗山ノート」でも取り上げたクロフネ産駒の好配合馬で、木曜日の想定が出た段階では本命候補。しかし、調教があまりにも酷かったので印を軽くしてしまいました。実戦タイプというよりも、非力なために坂路調教が苦手なタイプで、3コーナーの勝負どころから下り坂→直線平坦の京都コースが合っていたようです。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106344/

母マチカネエンジイロはファンタジーS(G3)4着馬。2代母マチカネササメユキは、その2代目に La Troienne の影響が強いプレイメイトと Sex Appeal を配置しているため、マデイラ自身は「クロフネ×サンデーサイレンス+La Troienne 血脈」という父の成功パターンに合致しています。さらには Mr.Prospector が入るので、フサイチリシャール(朝日杯フューチュリティS、阪神C、東京スポーツ杯2歳S)に似た配合に仕上がっています。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2003102955/

「栗山ノート」で指名した時点では、芝とダート、どちらでも行けそうだと感じていたのですが、馬は完全に芝向きですね。順調に成長すればいいところまで行けそうです。

■日曜東京3Rの新馬戦(芝1600m)は、好位追走のシャンボールフィズ(1番人気)が力強く抜け出して後続に3馬身差をつけました。
http://www.youtube.com/watch?v=H_fgEjN738U

予想は◎△で馬単1860円的中。『ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト』に提供した予想文を転載します。

「◎シャンボールフィズは『キングカメハメハ×サンデーサイレンス』という組み合わせ。母はマンハッタンカフェの全妹にあたる良血で、繁殖牝馬として非凡な才能を示しており、これまでにクレスコグランド(京都新聞杯)、アプリコットフィズ(クイーンC、クイーンS)、コロンバスサークル(オールカマー-4着)を送り出している。異なる父から確実に重賞級の産駒を生み出しているのは立派の一語。キングカメハメハとの組み合わせも問題ないだろう。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009105993/

「栗山ノート」で推奨した馬です。マンハッタンフィズについては当ブログでもたびたび取り上げてきたので、ここであらためて説明することはありません。文句なしの名牝、という一語に尽きます。

マンハッタンカフェが成功する交配牝馬のパターンはいくつかあるのですが、(1)Northern Dancer の強いクロスを持つ、(2)Mr.Prospector と Nijinsky の組み合わせを持つ、というものがあります。キングカメハメハは Northern Dancer 4×4・6で、Mr.Prospector と Nijinsky を併せ持っています。

つまり、仮にシャンボールフィズの父母をひっくり返し、マンハッタンカフェ産駒と見立てた場合、(1)(2)の条件に合致するので配合的に優れていると思います。「マンハッタンカフェ×Kingmambo」の組み合わせからはダイワバーバリアン(NHKマイルC-2着)、アントニオバローズ(シンザン記念、日本ダービー-3着)が出ています。

小柄な馬ですがそれを感じさせないしっかりとしたフットワーク。新馬戦の勝ちっぷりは半姉アプリコットフィズに引けをとりません。距離が延びても問題なく、重賞戦線で活躍するのは間違いないでしょう。

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      血 統 屋 http://www.miesque.com/
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コメント

マチカネエンジイロはバックパサーのクロスを持ち、そこへクロフネですから力馬に出てもおかしくないですが面白いです。
マチカネエンジイロは繁殖としてもいいとこあるかも知れませんね。ローエン産駒の半弟に出資していますが兄が新馬を快勝したとなると楽しみになってきます。

母マチカネエンジイロは、初子のクリムゾンレッドが大井デビュー(現在5戦2勝)ですが、2番子マデイラがこれだけの素質を見せているので、繁殖牝馬としての期待が膨らみますね。引き出しが多く、何にでも合いそうな配合構成なので楽しみだと思います。

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