冬はやっぱりクロフネ
昨日はDeputy Ministerの話を書きましたが、今日はその系統の最前線で頑張るクロフネについて。
先週、2歳戦だけでクロフネ産駒は3頭が勝ち上がりました(アイアムイチバン、ビーチランデブー、プリティカポレイ)。これ以外に、ベストクルーズが阪神ジュベナイルフィリーズで3着。勢いに乗っています。
クロフネは完全に冬型の種牡馬です。月別の成績を見ると、11月から2月までの4ヵ月間のみ連対率が20%を超えており、それ以外の月はいずれも20%未満です。
11月~2月 22.9%
3月~10月 16.0%
なぜこれほどの差が出るかというと、寒い時期になるとヤル気が出るということではなく、単純にダートが得意だからでしょう。あらためて言うまでもなく冬場はダート戦が増え、芝戦が減ります。ダートを得意とするクロフネにとっては待ちに待った季節です。
11、1月の京都ダ1200m、12、1月の中山ダ1200&ダ1800mはクロフネの天国といっていい条件です。いずれも連対率が30%を超えています。
11月21日の貴船S(京都ダ1200m)では、クロフネ産駒のラインプレアー(8番人気)、サラトガ(11番人気)がワン・ツー・フィニッシュを決め、馬連17650円の大穴となりました。少々人気のない馬でもこの条件では激走することがあるので要注意です。
京都ダ1200m、中山ダ1200m、中山ダ1800mは、クラス別に狙いを絞るとさらに成績がアップします。
◎京都ダ1200m
新馬戦はダメだがそれ以外はまんべんなく強い
◎中山ダ1200m
新馬戦から500万条件までが狙い目
◎中山ダ1800m
500万条件はイマイチだがそれ以外は買い
中山の午前中は宝の山。血統で馬券を買うなら早起きしたいものです。