Kaldoun の素軽さでハッシュドトーンV
日曜新潟5Rの新馬戦(芝1800m)は、▲ハッシュドトーン(2番人気)が好位から伸びて競り勝ちました。
http://www.youtube.com/watch?v=chKYsQfXMqE
マンハッタンカフェにはいくつかの成功パターンがあります。「マンハッタンカフェ整理整頓(1)~(5)」というエントリーで代表的なものを取り上げたことがあるのでご参照ください。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/07/post-ec5e.html
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/07/post-f22f.html
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/07/post-889f.html
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/07/post-fb5f.html
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/07/post-6154.html
ハッシュドトーンはそのどれにも当てはまりません。とはいえ、素軽い中距離向きの配合としては悪くなく、母の父が Caro 系なので平坦コースに対する適性も高いでしょう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009105893/
母の父 Kaldoun は現役時代にこれといって目立つ戦績を残したわけではありませんが、種牡馬として成功し、ついには仏リーディングサイアーに上り詰めた叩き上げタイプ。日本に入ったチチカステナンゴの2代父、といったほうが分かりやすいかもしれません。トップコート(中京記念)の父として知られるカラードの甥でもあります。Relic 4×4があるせいかアメリカ血統のような仕上がりの早さとスピードを伝え、産駒のほとんどが1800m以下の短い距離で結果を出しました。
http://www.pedigreequery.com/kaldoun
JRAでは5頭しか出走しませんでしたが、そのなかからシンボリフェザード(セントウルS-3着、東京新聞杯-3着)、ウィニンストリーク(4勝)などが出ているので優秀です。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1993110092/
マンハッタンカフェは素軽い Nasrullah 系のスピード血脈、たとえばサクラユタカオー牝馬あたりとは好結果を残しています。配合のイメージとしてはそれに近いですね。今回はスローの上がり勝負で、人気薄の逃げ馬が2着に粘る展開。4番手追走の積極策が功を奏しました。
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血 統 屋 http://www.miesque.com/
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今晩は、毎度読ませて頂いてます。
マンハッタンカフェは軽いナスルーラ系と相性が良いとありますが逆に重いナスルーラ系との相性はどうでしょうか?
投稿: ネオユニ大好き | 2011年8月15日 (月) 19:29
いつもお読みいただきありがとうございます。
たとえば Nasrullah 系のなかでも、Blushing Groom 系はマンハッタンカフェと相性が良好です。内訳を見ると、スピードのある Rahy はコンスタントに走っているのですが、Rainbow Quest はあまり良くありません。一般的に見て、重いタイプはあまり良くないような気がします。
投稿: 栗山求 | 2011年8月16日 (火) 05:26