マンハッタンカフェ整理整頓(2)
JBISのサイトに掲載されているサイアーランキングが7月4日(日)分までの更新されました。それを見ると、マンハッタンカフェは5位から4位に上昇。先週の固め打ちが功を奏しました。3位クロフネは寒冷期型の種牡馬(ダートが主戦場)なので、夏はそれほど伸びません。これから差が縮まってくるでしょう。
http://www.jbis.or.jp/ranking/result/?rid=1&y1=2010&kei=1&kbn=1&tord=1&hirasyou=1&rank=100&item=20
■Blushing Groom
最も初期に発見されたニックスです。ココナッツパンチ(目黒記念2着、弥生賞2着)とメイショウレガーロ(京成杯2着)がともに Blushing Groom を持っていたことをヒントに、札幌2歳Sの予想でオリエンタルロックを本命にして的中した記憶があります。07年のことですからすでに3年経っています。その間、安定して活躍馬を送り出し、いまや定番のニックスとなっています。
昨年の「栗山ノート」で推したサンディエゴシチー(札幌2歳S)もこのパターンでした。メイショウクオリア(京都新聞杯)とほとんど配合構成が同じというか、そのまんまですね。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007106723/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2005106283/
┌ マンハッタンカフェ
サンディエゴシチー ―┤ ┌ Rahy(その父 Blushing Groom)
└○┤ ┌ Mr.Prospector
└○┘
┌ マンハッタンカフェ
メイショウクオリア ―┤ ┌ Rahy(その父 Blushing Groom)
└○┤ ┌ Mr.Prospector
└○┘
マンハッタンカフェ産駒を取るコツはあまりひねらずにベタに選ぶこと。そういう馬が素直に走るのがマンハッタンカフェのいいところです。主要種牡馬のなかではいちばん分かりやすいタイプでしょう。
「マンハッタンカフェ+Blushing Groom」で重賞に連対した7頭のうち、Mr.Prospector を持つものが4頭、Nijinsky を持つものが3頭。後で説明しますが、Mr.Prospector も Nijinsky もマンハッタンカフェと相性抜群です。こうした血が入るとさらに効果的だと思います。
全体的にみると、やや成長力に欠ける馬が多いような印象も受けます。アメリカ血統が素軽さを保証する反面、早熟なところが出てしまうという副作用もあるのでしょう。ただ、ヒルノダムールのように重厚感のある血で構成された馬はちょっと違います。3歳秋以降も期待できるのではないでしょうか。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007100727/
続きは明日。
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