フジキセキと Deputy Minister
土曜新潟メインの関越S(OP・ダ1800m)は、好位追走のミラクルレジェンド(2番人気)が外から突き抜けました。
牝馬とはいえ、すでにクイーン賞(G3・船橋ダ1800m)で重賞勝ちの経験があるので、ここでは一枚上でしたね。
ミラクルレジェンドは母方に Deputy Minister を持つフジキセキ産駒。このパターンはコンスタントに活躍馬を送り出しています。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102873/
代表馬はなんといってもダート路線で無敵を誇ったカネヒキリ。このほか小倉2歳S(G3)を制したデグラーティア、関東オークス(G2)の勝ち馬カラフルデイズ、ファンタジーS(G3)2着のホーマンフリップなどなど……。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2002100978/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006109086/
Deputy Minister はダート向きのパワーが持ち味なので、「フジキセキ×Deputy Minister 系」は、芝よりもダートの成績が圧倒的に優秀です。ダート連対率は37%、1走あたりの獲得賞金額は760万円。これはきわめて優秀な数字です。芝をこなすものは1400m以下の短距離にほぼ限られます。
Deputy Minister 系といえばフレンチデピュティ-クロフネのラインが有名。これらを父に持つ繁殖牝馬はこのところ増えてきているので、フジキセキにとってはいい流れですね。このパターンからまだまだ大物を出せるでしょう。
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