ハットトリック産駒 Dabirsim が仏G3制覇
デビュー以来2戦2勝のハットトリック産駒 Dabirsim(牡2歳)が、7月31日に仏ドーヴィル競馬場で行われたカブール賞(仏G3・芝直線1200m)で重賞を制覇しました。
馬場状態が良かったのでタイムは1分09秒12と速かったですね。カブール賞の勝ちタイムは例年1分11秒前後。日本とよく似たコンディションの高速馬場はサンデー系にとって追い風だったと思います。
7月9日のエントリー「ハットトリック好発進」では以下のように記しました。
「6月8日のデビュー戦(芝1200m)を10馬身差で勝ったときは小さいながらもニュースになりました。パリ地区ではなく、フランス南西部のボルドーに近いラテストドビューシュという競馬場でのこと。相手も弱かったと思いますが、2戦目も快勝しているので、順調ならいずれパリ地区やドーヴィルあたりに出てくるでしょう。そこでどの程度やれるか注目です。」
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2011/07/post-127c.html
1、2戦目とは相手関係が違うので、人気でも楽観はできないと思っていたのですが、アッサリと勝利をものにしました。なかなか強いですね。次走は8月21日に同じドーヴィル競馬場で行われるモルニー賞(G1・芝直線1200m)。さらに相手は強化されますが、1番人気を争う存在となったのは間違いないでしょう。ここを勝てるようだと、もともと距離が延びていいと思われる馬だけに、凱旋門賞の同日(10月2日)に行われるジャンリュックラガルデール賞(G1・芝1400m)や、来春のクラシックへの期待も高まります。
http://www.pedigreequery.com/dabirsim
カブール賞の2レース後に行われたロートシルト賞(仏G1・芝1600m)は Goldikova が快勝しました。同一レース4連覇達成、という偉業です。通算G1勝利数「14」というのも気が遠くなるような数字です。Frankel が出走を予定しているクイーンエリザベス2世S(英G1・芝8f)には向かわないと思われるので、両者の対決は実現しそうにありません。
http://www.youtube.com/watch?v=jdcWZHsQXdA
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血 統 屋 http://www.miesque.com/
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前途洋々な滑り出しのようで嬉しく思っています。
産駒の活躍で、ハットトリック自身が欧州へトレードなんてことも十分ありえそうですね。
キャロットクラブで今年初めてハットトリック産駒が募集されることとなり、楽しみにしています。
海外で種牡馬入りした元出資馬の産駒に出資できる機会なんて今後もそうは無さそうですので、よほどのことでもない限り損得勘定抜きで出資したいと考えています・・(汗)
投稿: こばしゅん | 2011年8月 2日 (火) 12:34
Dabirsim の活躍如何では何が起こっても不思議はないと思います。アメリカのダート競馬で結果が出なかった場合、そうなる可能性もあるのではないでしょうか?
ハットトリックをお持ちでしたか~。キャロットクラブといえばハットトリックでしたから、海外の産駒を日本に連れてくるというのはキャロット会員に対する大きなサービスですね。ちょっといい話です。話題性抜群なので人気になりそうですね。
投稿: 栗山求 | 2011年8月 2日 (火) 16:50