阪神大賞典はナムラクレセント
△ナムラクレセント(3番人気)が2番手から堂々と抜け出して楽勝しました。
http://www.youtube.com/watch?v=gZrtycAWWrs
菊花賞(G1・芝3000m)3着、天皇賞・春(G1・芝3200m)4着、阪神大賞典(G2・芝3000m)3着と、長距離では安定した成績を残しているので、終わってみれば順当といえる結果なのですが、近走のレースぶりを見るとややピークを過ぎた感があったので、重い印は打てませんでした。見事な頑張りでしたね。
個人的には非常に思い入れのある馬です。というのも、父ヤマニンセラフィム、母サクラコミナはいずれもPOG所有馬だったからです。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2005100813/
父ヤマニンセラフィムはヤマニンパラダイス(阪神3歳牝馬S)の初子で、父はサンデーサイレンスという超良血。京成杯(G3)におけるローマンエンパイアとの同着優勝によって記憶される馬です。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1999104188/
母サクラコミナはデビュー2連勝を飾った素質馬。ただ、故障がちだったことが影響し、4戦2勝で競走生活を終えました。味のある配合なので繁殖牝馬としては成功するだろうと考えていたのですが、なかなかいい産駒を出せず、ナムラクレセントを生んだのは18歳のときでした。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1987107256/
父も母も現役時代のことをよく知っています。それだけに、この組み合わせから3000m級の長距離を得意とする産駒が出るとはイメージしづらいですね。サクラショウリやフィダルゴあたりのスタミナが出ているのかもしれません。母はヨーロッパ血統を主体とした繊細な父母相似配合なので、Northern Dancer、Raise a Native、サンデーサイレンスといったアメリカの主流血統との出会いはインパクトが大きいはずです。
◎コスモメドウ(1番人気)は2着。完敗ではありましたが、5着もないかという手応えでしっかり2着を確保したあたり、やはりステイヤーとしての資質を感じさせます。馬券は△◎で馬連790円的中、△◎△で3連複2120円的中でした。
さて、本日は阪神競馬場でフィリーズレビュー(G2・芝1400m)が行われますが、名古屋競馬場ではエスポワールシチーの復帰戦となる名古屋大賞典(G3・ダ1900m)が行われます。こちらも注目です。
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