高松宮記念はキンシャサノキセキ
道中いくつかのアクシデントがあり、力を出し切れない馬が多かったのですが、○キンシャサノキセキ(3番人気)の勝利の価値が損なわれるものではありません。8歳(正確には7歳半)にしてこの競馬ですから「参りました」の一語です。
http://www.youtube.com/watch?v=DNIuUC9LDmc
8歳馬の平地重賞制覇は、カンパニーの天皇賞・秋とマイルCS、そしてウルトラファンタジーのスプリンターズS。過去わずか3例しかありませんでした。これは Pleasant Colony の影響でしょうか。成長力に富んだ晩成型の血です。
Pleasant Colony が属す Ribot 系は気性面の難しさがひとつの特徴であり、スタミナは持っていても短距離型に出ることが珍しくありません。カッと燃える気性がそうさせるのでしょう。キンシャサノキセキがスプリンターとなったのもこの血の影響だろうと思います。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2003110212/
Pleasant Colony の孫にあたるタップダンスシチーは、短距離馬ではありませんでしたが、馬群のなかで我慢を強いられるのは苦手で、逃げることで力を発揮するタイプでした。どことなく Ribot 系っぽい気難しさが垣間見える馬でしたね。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1997110043/
10着に敗れた◎ジョーカプチーノ(1番人気)は3コーナーで挟まれる不利。藤岡康太騎手曰く「減速した後はエンジンがもう掛かりませんでした」(ラジオNIKKEI競馬実況web)。こんな馬ではないので秋のスプリンターズS(G1・芝1200m)でリベンジしてほしいですね。
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