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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2011年3月23日 (水)

ステイゴールドと Nijinsky は好相性

■土曜阪神5Rの新馬戦(芝2000m)は、△サワノファンタス(7番人気)が好位から抜け出しました。
http://www.youtube.com/watch?v=4nOAiE_4MQU

新馬戦をずっと見ている方なら気づかれていると思うのですが、ステイゴールドの現3歳世代は新馬戦で馬券になるケースが目立ちます。同産駒といえば以前は新馬戦で切るのが隠れたセオリーでしたが、現3歳世代ではその作戦が通用しません。とくに芝1600m以上では連対率21.2%。これは立派な成績です。

半兄サワノパンサー(父タイキシャトル)はOP馬。同じく半兄のサワノブレイブ(父ブライアンズタイム)は準OP馬。母は「トニービン×マルゼンスキー×フォルティノ×Crepello」と代々一流種牡馬ばかりを掛けてきた隙のない構成で、高いポテンシャルを感じさせます。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008101426/

ステイゴールドは Nijinsky を抱えた繁殖牝馬と好相性を示しています。シルクメビウス、ナカヤマナイト、アルコセニョーラ、マイネレーツェル、フェイトフルウォー、エムエスワールドなどがこのパターンに当てはまります。

このうち、シルクメビウス、ナカヤマナイト、マイネレーツェル、エムエスワールドは、Nijinsky 系のなかでもマルゼンスキーを持っています。サワノファンタスも同パターン。中長距離で強そうなタイプですね。

◎ポレモス(4番人気)は3着。牝馬ながらよく頑張りました。予想は△△◎で3連複11870円的中。

■日曜阪神1Rの3歳未勝利戦(ダ1800m)は、シシリアンブリーズ(1番人気)が逃げて後続を6馬身ちぎりました。
http://www.youtube.com/watch?v=DtqbVnalxCU

クロフネ(ジャパンCダート、NHKマイルC)、Bella Bellucci(アスタリタS)の半妹にあたる良血。父ゼンノロブロイは基本的には芝向きの中距離タイプですが、硬めのアメリカ血統で構成されているので、配合次第ではダート巧者も出します。本馬は芝の新馬戦で2着ですから芝適性も十分。ただ、勝ちっぷりを見ると本領発揮の舞台はダートでしょう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103302/

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ステイゴールドと Nijinsky は好相性を参照しているブログ:

コメント

こんばんは。
いつも有力種牡馬と相性のいい母父などを紹介してくださるのを読んでPOGなどで見つけてみるのが楽しみです。
これからもいろんなニックスの紹介をお願いします。

「配合の名人テシオ」という本を山本一生さんが訳され、出版されたと、聞いてますが、図書館を検索しても、古本で探しても出てこないのですが、本当に出版されたのですか?
栗山さんは見たことありますか?
もしあるならどこに行けば読めるのか教えてもらえないでしょうか?

>ニホンピロポニョ 様

配合を読む楽しさに目覚めると、POGは2倍も3倍も楽しくなるような気がします。話題のなかで気がつきましたら適宜ご紹介できればと思います。

>馬好き様

わたしが情報に疎いだけかもしれませんが、ケン・マクリーン氏のテシオ本(Tesio, master of matings)については、翻訳されたという話は聞いていませんね。訳本を目にしたこともありません。原著のほうは入手困難で、あることはあるのですが相当高い値がついています。アマゾンですと中古で1000ドル近いです。

返信ありがとうございます。
クラシック馬の追求の末尾の部分に
マクリーンの紹介のところに「配合の名人・テシオ」
とあったので、てっきり訳されたんだと思ってました・・

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