弥生賞でも勝ち負けになるルルーシュ
■日曜東京4Rの未勝利戦(芝2400m)はヴァーゲンザイル(1番人気)が上がり33秒8で突き抜けました。
http://www.youtube.com/watch?v=IZL9C2jrcbc
父はネオユニヴァース。兄姉に重賞勝ち馬はいないものの、ワイドサファイア(フローラS-2着)など準OP以上に達した馬が3頭います。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102828/
一般的な傾向として、ネオユニヴァース産駒は東京よりも中山を得意とし、上がりがかかる競馬のほうが持ち味が出ます。しかしこの日は、ヴァーゲンザイルに続いて第5Rの新馬戦(芝1800m)でも、同産駒のヒカリキャピタルが上がり勝負で勝ちました。ネオユニヴァース産駒は素軽いスピードに欠けるのでマイル以下ではイマイチ。1800m以上になると馬券になる感じですね。
母方にノーザンテーストを持つネオユニヴァース産駒は走っており、持たない同産駒に比べて連対率が上昇します。トーセンファントム、ネオヴァンドーム、マルカボルトといった活躍馬が出ています。
勝ちっぷりは良好。しかし、この時期の芝2400m戦を勝った馬は、春のクラシックでいいところがないというのが過去の傾向です。ただ、青葉賞ではチャンスがあるかもしれません。
■日曜東京6Rの3歳500万下(ダ1600m)はレーザーバレットが大外から1頭だけ違う脚いろで伸びて3馬身差勝ち。
http://www.youtube.com/watch?v=J80qJ5k1-Z0
新馬戦を勝ったときにも取り上げた馬です(12月15日のエントリー)。「ブライアンズタイム×Mr.Prospector」ですからチョウカイキャロル、ノーリーズン、フリオーソ、ビッグゴールドなどと同じ。このパターンはよく走ります。母が Nasrullah 4×4・4ですからスピードを活かす競馬が合っているでしょう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008104812/
■日曜東京7Rの3歳500万下(芝2000m)は昨年の札幌以来のレースとなるルルーシュが鋭く伸びて快勝しました。
http://www.youtube.com/watch?v=d7Bn_1T1UhY
最後の2ハロンが10秒9-11秒0という上がりだけの競馬。メンバーのなかでは抜けて強かったですね。デビュー前の調教を見たときからフットワークがいい馬だと感じていたのですが、久々に見てもやはりいいと思いました。休養を挟んで成長を促したのは正解だったと思います。直線の迫力あるフットワークを見ると、眠っていた素質が覚醒した感がなきにしもあらず。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102912/
配合についは9月3日のエントリー「今週の新馬戦はルルーシュに注目」をご覧くださいませ。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/09/post-c622.html
「栗山ノート」にも取り上げた馬でもあり、配合は好みです。1回東京の3歳500万下・芝2000mの平場戦は、一昨年アプレザンレーヴ、昨年ペルーサと、勝ち馬がその後重賞を勝っています。毎年ハイレベルなメンバー構成となるからでしょう。ペルーサとは同父、同馬主、同調教師、同生産者という関係。次走、弥生賞では勝ち負けに加われるはずです。
コメント