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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
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2010年12月11日 (土)

中央競馬ワイド中継、年内で終了

80年代末に競馬業界に入ってから、テレビで競馬中継を見る機会は大幅に減りました。レースをやっている時間帯は仕事がありますし、東京中山の開催日は現場に行くことも多いので、じっくりテレビの前に座って……という感じにはなかなかなりません。

それ以前はよく観ていました。競馬場へ遊びに行くときも、競馬中継をビデオに録画して、帰ってからチェックするということを欠かさずしていました。当時、いちばんのお気に入りは「中央競馬ワイド中継」。関東圏のUHF局だけで放送されているローカル番組です。

フジテレビの競馬中継が「チャレンジ・ザ・競馬」というロクでもないクイズ番組に変更されて、競馬ファンの多くは嘆き悲しみました(たぶん)。その改悪とほぼ同時期に「中央競馬ワイド中継」は出発しました。これは救いの神でしたね。馬券を買ってレースを楽しむために必要なファクター――レース展望、パドック解説、返し馬診断、レース実況、回顧――をオーソドックスにこなし、質の高い特集を挟んでいく正統派の番組。競馬に魅了され、週末を心待ちにし、毎週欠かさず馬券を購入するファンが求めているのはこういう番組でしょう。あくまでも競馬が好きで競馬中継を観ているわけですから、競馬をクイズ仕立てにして芸能人が当たった外れたなどと騒いでいる姿など、はっきり言ってどうでもいいわけです。

したがって、私を含めて当時の競馬友達はみんな「中央競馬ワイド中継」が大好きでした。どうでもいい余談ですが、高校時代は学校非公認の「競馬部」というものがあり、そこでは小林皓正さん、松沢俊夫さん、松本憲二さん、柏木集保さん、阿部幸太郎さんなどのモノマネが流行っていました。われわれのアイドルはおニャン子クラブではなく、番組のキャスターを務められていた米倉いづみさん、浜まさみさんでした。気持ち悪いですね(笑)。そんなこんなで番組開始から4~5年間はしっかり観ていました。いまから考えるとこの番組は私にとって「競馬の学校」でした。番組制作者や出演者の方々には言葉で言い表せないほどの感謝の気持ちがあります。

記憶に残るシーンはたくさんあるのですが、一番笑ったのは阿部幸太郎さんが競馬学校を取材した企画。イガグリ頭の騎手候補生たちと一緒に寝わらを上げたり食堂でご飯を食べたり……といった体験モノです。VTRが終わったあとのスタジオのやりとりで、阿部さんがある騎手候補生を「模範生」と言おうとして、思わず「模範囚」と言い間違えてしまったシーンは爆笑しました。正統派の番組ながら、どことなくゆるい感じがあって、それが独特の味を出していましたね。肩の力を抜いて楽しめました。本当にいい番組だったなぁと思います。

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コメント

競馬ファンとプロレスファンはそのコアさと熱意で似通っていると私は思ってます。
プロレス放送がゴールデンタイムのキラーカテゴリーたる位置から夕方へ、次第に深夜へ移行し、ついには地上波から消えてしまった過程。軌を一にして業界が廃れて行ったこと。 それはファンの新規参入が減り、物語を共有出来なくなった優良顧客が去っていったことと同意です。
JRACMにどれだけの制作費とギャランティ(笑)が発生しているかは存じ上げませんが、なんだかなぁ……。競馬初心者ファンには最高のイントロダクションでした。 関西在住の私には、競馬ブックの内炭さんや藤井さんは先生でした。KBS京都は土曜日のメインの一時間放送に変わるとのこと、なんか中途半端感が否めません。一寸だめ五分だめするくらいなら、スパッと斬り捨てるのが武士の情けだと思う…けど、資本の論理からそうもいかないでしょうね。

今までに増して、業界の方やファンの発信力が問われるし、今の顧客を大事にすることがJRAにはもとめられると思います。

しかし寂しいですね。

今回の諸々の変革は、馬券売り上げ減少によるJRAの体力低下と、地デジ完全移行を見据えたTV業界の地殻変動が根底にあると思うのですが、詳しい事情はよく分かりません。それがやむを得ないものなのか、そうではないのか、判断の材料が少なすぎて何ともいえません。このあたり、内情に詳しい方がどこかで書いていただけたらなぁ……と思います。

「今の顧客を大事にすること」は、事業が守勢に回っているときほど求められると思います。BSの普及率は昨年秋にやっと50%を超えた段階。誰もが観られる環境ではないのが辛いところです(ウチも視聴不可です)。ただ、そんなことは百も承知でやっているのでしょうから、長い目でみて売り上げ増加を期待できる成算があるのかもしれません。

決定がなされた今となっては、新しく始まる番組が、多くのファンに受け入れられる質の高いものであることを祈るばかりです。中央競馬ワイド中継とはかけ離れたデキだった場合、多くの優良顧客を失うことになりかねません。

それは残念です。
フジテレビの競馬中継は、もう見ててバカバカしい内容だと思います。特に優木まおみの100円馬券には呆れますね。

競馬中継の大変動は地上波にも及ぶ可能性はあると思います。これからの時代は何が起こっても不思議ではないですから、極端な話ですが他局へ移動とか放送終了といったことも、可能性としてはまったくないとは言い切れないと思います。

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