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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2010年11月28日 (日)

土曜日の2歳戦いろいろ

■京都2歳S(OP・芝2000m)は伏兵マーベラスカイザー(8番人気)が競り勝ちました。前々走の札幌2歳S(G3)は大外回しの距離損+4コーナーの不利があり、前走の萩S(OP)では3着争いに絡んでいたので、そこそこの力はあると思っていましたが、このメンバーに入って勝てる馬とは思っていませんでした。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008100961/

2コーナーあたりから出入りの激しいレースとなり、各馬の動きを見ていると、ラップに表れない細かな流れの変化がいくつかあったように思います。どの馬もスムーズさを欠く不思議なレースでした。それだけにキャリアの浅い馬には厳しく、マーベラスカイザーの豊富なキャリアが活きたのかもしれません。2分01秒6というタイムはまずまず優秀です。

レッドセインツ(4番人気)から買っていたのですが5着。出たり入ったりの流れに翻弄されました。休み明けでもあったのでこれぐらいでしょうか。

■京都5R新馬戦(ダ1200m)の落馬は衝撃的でした。直線で後続を引き離して確勝態勢に入ったディナーラッシュ(2番人気)が、突如、何を思ったか内ラチを飛び越えようとし、四位洋文騎手がラチの向こう側にダイブ。馬がコースに跳ね返ってきたところに後続馬群が突っ込んできて多重衝突となり、シゲルヤクイン(7番人気)に騎乗していた藤岡康太騎手が落馬。
http://www.youtube.com/watch?v=DqccxOamAv8

瞬間的にマヤノグレイシーのデビュー戦の落馬を思い出しました。安藤勝己騎手は内ラチを飛び越えて落馬し、3箇所を骨折する大怪我。今回、人馬ともに大きな怪我がなかったのは奇跡的です。

■京都3R未勝利戦(芝1600m)をハッピーグラス(4番人気)が、京都6R新馬戦(芝1600m)をナリタキングロード(2番人気)が勝ち上がり、ディープインパクト産駒は今シーズン32勝目。94年にサンデーサイレンスが樹立した新種牡馬の2歳戦勝利数記録「30勝」を16年ぶりに更新しました。

現在、31頭が勝ち上がっているのですが、新種牡馬の2歳戦勝ち上がり世界記録は39頭なので、あと9頭勝ち上がれば新記録となります。28日の競馬を含めて残り9日間ありますから1日1頭のペースでOK。十分可能でしょう。

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コメント

おはようございます、栗山さま。ひさびさにコメントします、ディープの仔って、なかなか2勝目あげれませんね、新馬戦でパフォーマンス見せてクラス上がると2着までのパターンが多いような気がします。初年度産駒だからでしょうか?

どうもお久しぶりです。この件はワンテーマとして取り上げることができそうなので、明後日あたりのエントリーで触れたいと思います。何卒よろしくお願いします。

こんばんわ。

ディープ産駒2勝馬がやっと2頭目がでましたね。

望田さんがブログでふれていましたが、Haloのクロスや
ニアリーは力強さが足りないかもとおっしゃって
いましたが、現時点で2勝している馬は共に
Danzig、Lyphard、La Troienneを持ってますね。

この辺が鍵となりそうでしょうか?

こんばんは。ご承知のように Daznig と La Troienne はアメリカ血統のなかで最もポピュラーのもので、フィジカル面の強さ、しっかりと地面をとらえるパワフルな掻き込み、スピード、仕上がりの早さなどを伝えます。こういった要素を母方から補うことがいまのところ好結果を生んでいる、と考えてよさそうです。この延長戦上にクラシック馬が現れるのか、それとも別パターンが台頭してくるのか、引き続き注視していきたいですね。

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