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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2010年8月28日 (土)

カフェラピード快勝

初戦はレース中の不利もあって取りこぼしたものの、2戦目の今回は楽に勝ち上がりました。新潟1R・2歳未勝利戦(芝1800m)。好位追走から直線で先頭に並びかけると、軽く仕掛けた程度で先頭に立ち、鞍上の松岡騎手が他馬の脚いろを計りながら余裕たっぷりにフィニッシュラインを駆け抜けました。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008101059/

「栗山ノート」で指名した好配合馬で、マンハッタンカフェ産駒の成功パターンに完全に合致しています。当ブログでは、初戦のレース直後、8月10日のエントリーで取り上げました。配合の解説はこちらをご覧ください。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/08/post-ce36.html

松岡騎手はかなりの手応えを感じているようで、レース後、「今週の追い切りが衝撃的な内容で、能力を感じさせる動きでした。まず負けないと思いましたし、その通りに走ってくれました。距離は延びても大丈夫でしょう」(ラジオNIKKEI競馬実況web)とコメントしています。

追い切りでは格別に速いタイムが出ていたわけではなく、具体的にどう衝撃的だったのか数字からはうかがい知ることができません。しかし、何かしら鞍上を唸らせるようなものを垣間見せたのでしょう。デビュー戦で土をつけられたクリーンエコロジーと再戦しても、今度は先着を許すことはないと思います。

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カフェラピード快勝を参照しているブログ:

コメント

栗山さん、いつもブログ拝見しております。
カフェラピード、かなりの大器と見込んでいます。
競馬王POG本にて栗山リストに
あったことと自分なりに色々試行錯誤して、
カフェラピードはイケるとドラフト指名しました。

ジョーカプチーノは母父フサイチコンコルド
で母母父トウショウボーイとFNO1の種牡馬が
並ぶのですが、カフェラピードも
母父カーリアン、母母父ウッドマンと
FNO1の種牡馬が母系に並びます。

自分的にはそこが決めてでした。
当然、性別は違えど、レッドディザイアも
念頭に置きながら。

母母父ウッドマンというのはどういう機能を
果たすのでしょうか。
シルクHCの2歳馬でシルクプラズマという仔に
出資して、ステイゴールド×アラジ×ウッドマン
という並びの配合がプロの眼から見たらどんな
ものなのか。と思い。自分的には自信が
あるのですが。。

あと、
母父キングマンボ×母母父ラーイの
ピエナノテツジンが今後どういう経過を辿るのか
も注目しています。

今後ともよろしくお願いします。

いつもお読みいただきありがとうございます。カフェラピードご指名おめでとうございます。このまま順調に成長してほしいですね。

Woodman は仕上がり早で2~3歳戦に強い、という特徴があります。Mr.Prospector 系ですからスピードがあり、その一方で若干底力に欠けるところがあります。クラシックを目指す馬に Woodman が含まれていると前向きな評価はしづらいですね。オークス3着のアグネスワルツはよく頑張ったと思います。

シルクプラズマは配合的にとくに悪いところはないと思います。懸念材料があるとすれば気性面ですが、実馬については何の情報もないのでこのあたりは分かりません。

ピエナノテツジンは……前途多難です。見方を換えればこれ以上落ちることはないので、ひとつでも上を目指してほしいところです。

Woodman の話題となっていたのでお聞かせいただければと思い・・・。実は私もトップセラーの09に投資しました。望田さんがヘクターの呪縛と前から言っているのは良く存じております。素人からみると Woodman の一つ一つのパーツと言いますか各父母はいずれも一流の血だと思うのですが、これだけ良血の組み合わせであるのに、早熟で底力が不足するのは何故なんでしょうか?宜しくお願いいたします。

Mr.Prospector はアメリカ血統で構成され、スピードで世界を席巻した血だけに、底力という点では心もとないものがあります。いかに良血でも、いかに構成が優れていてもダメで、結局は「底力を補える血」を入れるしかありません。具体的にいえば Princequillo と Ribot です。

Mr.Prospector を父に持つ種牡馬で、それなりに底力を持つもの、中距離の大レースを勝てる産駒を送り出せるものは以下のとおり。

Miswaki
Kingmambo
フォーティナイナー
Machiavellian
Smart Strike
Fappiano

共通点は「Princequillo と Ribot のどちらか、あるいは両方を持っている」ということです。

Woodman はどちらも持っていません。配合相手から底力に秀でた血を補充することで弱点を補うことも可能ですが、本質的には2~3歳戦に向いたスピードタイプ、というキャラですね。

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