平成版・女旅芸人
園田の重賞・兵庫サマークイーン賞(8月25日・ダ1700m)は、笠松から遠征してきたエレーヌ(3番人気)が快勝しました。出走馬中、唯一の3歳牝馬です。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007104521/
6月21日のエントリー(「サンデーの曾孫世代で初の重賞制覇――ブライティアパルス」)で一度触れたのですが、少ない産駒から活躍馬が続出しているダイタクリーヴァの子です。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/06/post-fd6a.html
今年に入ってすでに16戦を消化。岩手、佐賀、石川、南関東など全国各地を駆け巡っています。4月19日に水沢の留守杯日高賞を走り、6日後の4月25日に佐賀のル・プランタン賞を走るという荒業もありました。しかも両方勝っています。
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/DataRoom/HorseMarkInfo?k_lineageLoginCode=30096406345
上には上がいるもので、今回同じレースに出走(4着)したトウホクビジンは今年20戦目。エレーヌと同厩(山中輝久厩舎)、同馬主(中村義則氏が代表を務めるホースケア)の4歳牝馬です。こちらも全国を回っています。最近体が減ってきているのでちょっと心配です。
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/DataRoom/HorseMarkInfo?k_lineageLoginCode=30022408835&k_activeCode=2
その昔、“女旅芸人”の異名をとったヤマノシラギク(中央競馬全10場を走破)という馬がいました。エレーヌとトウホクビジンはその平成版ですね。エレーヌは東海ダービーなど重賞8勝と抜群の成績。記録的な猛暑のなか好調を維持しつつ走り続けるのですから凄いの一語です。
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