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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2010年8月25日 (水)

アーリントンミリオンは Debussy

インで詰まって4コーナーでは絶望的なポジションとなったものの、そこから猛然と巻き返して差し切りました。こういう勝ち方はなかなか見られません。
http://www.youtube.com/watch?v=UKnaJ99ckUY

勝った Debussy(父 Diesis)はイギリス調教馬。今回のアーリントンミリオン(米G1・芝10f)がアメリカ初出走でした。これまで仏G2、英G3を制していたものの、トップクラスとは差のある馬です。

たしかに強かったのですが、Debussy レベルの馬にこんな勝ち方をされるアメリカ芝古馬陣は大丈夫なのか、という気もします。

90年代の半ばまで、アーリントンミリオンの勝ち馬はよくジャパンCに出走していました。ところが、ここ最近は来日が途絶えており、95年の Awad を最後に出走がありません。Debussy を管理するジョン・ゴスデン調教師はブリーダーズC志向の強い調教師で、残念ながらジャパンCにはあまり関心がありません。馬主のハヤ王女は日本で馬主資格を持っているので、そのあたりが一縷の望みでしょうか。

「Diesis×Singspiel」ですから本格的なヨーロッパの中距離血統。2代母 Grace Note はレッドディザイアの3代母でもあります。血統的に完成がやや遅いタイプだと思われるので、これから本格化する可能性もあるでしょう。
http://www.pedigreequery.com/debussy10

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