アーリントンミリオンは Debussy
インで詰まって4コーナーでは絶望的なポジションとなったものの、そこから猛然と巻き返して差し切りました。こういう勝ち方はなかなか見られません。
http://www.youtube.com/watch?v=UKnaJ99ckUY
勝った Debussy(父 Diesis)はイギリス調教馬。今回のアーリントンミリオン(米G1・芝10f)がアメリカ初出走でした。これまで仏G2、英G3を制していたものの、トップクラスとは差のある馬です。
たしかに強かったのですが、Debussy レベルの馬にこんな勝ち方をされるアメリカ芝古馬陣は大丈夫なのか、という気もします。
90年代の半ばまで、アーリントンミリオンの勝ち馬はよくジャパンCに出走していました。ところが、ここ最近は来日が途絶えており、95年の Awad を最後に出走がありません。Debussy を管理するジョン・ゴスデン調教師はブリーダーズC志向の強い調教師で、残念ながらジャパンCにはあまり関心がありません。馬主のハヤ王女は日本で馬主資格を持っているので、そのあたりが一縷の望みでしょうか。
「Diesis×Singspiel」ですから本格的なヨーロッパの中距離血統。2代母 Grace Note はレッドディザイアの3代母でもあります。血統的に完成がやや遅いタイプだと思われるので、これから本格化する可能性もあるでしょう。
http://www.pedigreequery.com/debussy10
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