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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2010年6月18日 (金)

Zenyatta、ヴァニティH(G1)を制して無傷の17連勝

今回はかなり危なかったですね。結果を知ってからレース映像を見たのですが、それでもヒヤヒヤしました。
http://www.youtube.com/watch?v=K-fJpTGaPH8

実況アナウンサーはゴール前で声が裏返り、「ゼニッ、ヤタァ、イエーーース!!!」と絶叫。中立性のかけらもありません(笑)。

ゴール直前まで粘っていた St Trinians はイギリス産馬で、アメリカ移籍後4連勝でサンタマリアH(G1・AW8.5f)を制した強豪。前走はサンタアニタH(G1・AW10f)で牡馬に挑戦したものの6着と敗れていました。父 Piccolo はナンソープS(英G1・芝5f)を勝ったスプリンターで、母の父 Classic Cliche はアスコットGC(英G1・芝20f)を勝ったステイヤー。こんな極端な配合はなかなかお目にかかれません。
http://www.pedigreequery.com/st+trinians3

今回は Zenyatta が St Trinians より9ポンド(約4キロ)重い斤量を背負い、4コーナーで外を回りすぎたこともあって思わぬ接戦となりました。これでヴァニティH(G1)は3連覇。
http://ahonoora.web.fc2.com/zenyatta.html

ただ勝つだけでなくドラマティックな演出をするあたり、さすが千両役者です。

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