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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
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2011年9月25日 (日)

来年から2週間前倒しで新馬戦開始

2012年のJRA開催日程が決まり(正式発表はまだです)、スポーツ新聞各紙がいくつかの変更点を取り上げています。

9月22日付の『日刊スポーツ』によれば、来年の有馬記念は最終日ではなく、土日月の3日間開催の中日(日曜=天皇誕生日)に行われるとのこと。
http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20110922-838723.html

1968年から79年まで、有馬記念は1年の最終日ではなくその1週前に行われていました。最終日に組まれていたのは中山大障害。グランドマーチスやバローネターフが中央競馬の1年を締めくくっていました。1年のオーラスが有馬記念、という番組スケジュールは古今不変というわけではありません。

翌2013年も土日月開催となりそうなので、同様の番組となるでしょう。それから先、月曜日に天皇誕生日または振替休日がきて3日間開催が可能となるのは、2018、2019、2024、2029、2030年……です。平均すると3年に1回ぐらいのペースで有馬記念は“ラス前”に移動します。これは是非の問題ではなく慣れの問題だと思うのでとくに感想はありません。

個人的に影響があるかもしれないと感じるのは、9月24日付の『スポーツ報知』が報じた「ダービー翌週から新馬戦開始へ」ですね。来年以降、新馬戦は2週間前倒しされて6月のアタマから開始されるとのこと。
http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20110924-OHT1T00026.htm

POG業界には多少動揺があると思います。たとえば、産地馬体検査の内容を盛り込むのは難しくなるでしょう。本作りの始動時期も早まります。ライター的な立場でいえば、クラシック関連原稿とPOG関連原稿の執筆時期が重なるので、う~ん、ちょっとしんどいかな……と。早め早めに捌いていくしかありません。ダービーが終わったあと、余韻に浸る間もなくドラフト会議が開催されるので、これまでのように“ダービーまでは3歳戦に集中し、それが終わってからドラフトの準備に取り掛かる”というペースでは間に合いません。

ただ、これも慣れの問題でしょう。2歳戦が長く楽しめるようになるので歓迎すべき変更だと思います。

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コメント

栗山先生こんにちは

少し早いですが、来年産駒がデビューするイーストスタッドのジャイアントレッカーの種牡馬としての、日本で成功する可能性を血統背景から予測してもらえないでしょうか。

こんばんは。

ジャイアントレッカーは芝を中心に走った馬ですが、「Giant's Causeway×Buckaroo」という組み合わせで La Troienne 血脈が濃厚に絡み合っているので、ダート向きに出る産駒が多いのではないかと思います。兄弟近親が走っているので堅実に活躍できる種牡馬でしょう。交配牝馬から Mr.Prospector を補給して武蔵野Sを狙う、というイメージですね。

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