セントウルSはエーシンヴァーゴウ
今年は前半3ハロン通過が34秒1。遅かったですね。00年以降の12年間でこれより遅かったレースは1回しかありません。前有利の流れですんなり2番手につけられたエーシンヴァーゴウ(2番人気)が、ゴール前の叩き合いでグイッと抜け出しました。
http://www.youtube.com/watch?v=LlOevllCKeI
スローペースの助けも確かにあったと思いますが、今夏の充実ぶりは目覚ましいですね。予想は完敗。直線1000mコースがベストでは……という疑念があり、相手強化、坂コースという不安要素を過大視し、無印にしてしまいました。
配合については7月18日のエントリー「アイビスサマーダッシュはエーシンヴァーゴウ」をご覧ください。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2011/07/post-bbcc.html
香港勢の▲ラッキーナイン(5番人気)が2着に入りました。最後に力強く伸びてきましたが、やはりこの距離では少々忙しい印象です。ただ、これで速い流れに慣れれば次走は怖いですね。
もう1頭、◎グリーンバーディー(9番人気)は4位入線も14着降着。昨年はこのレースで仕上げすぎて本番ではオツリがありませんでした。その失敗を踏まえて、今年は本番を見据えた作りにしたのだと思いますが、まさか29キロ増とは……。明らかに太く、発汗も目立っていました。これで4位まで押し上げてくるのですから能力は確かです。ここを使って順当に良化してくれば本番では勝ち負けまであるでしょう。陣営の視線は日本馬ではなくシンガポールのロケットマンに注がれているものと思われます。
〇ダッシャーゴーゴー(1番人気)は3着。外枠で壁を作れず、久々ということもありやや力んでいたようにも映りました。大外を回される距離ロスが大きかったので、この結果は評価を下げるものではないと思います。やはり本番では同厩のカレンチャンとともに日本馬の大将格でしょう。
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