グルヴェイグの本領発揮は夏を越してから
日曜京都9Rの矢車賞(3歳500万下・芝1800m)は、単勝1.6倍のグルヴェイグがあっさり差し切りました。
http://www.youtube.com/watch?v=TLM7nzn0EiM
3ヵ月ぶりの実戦でしたが、自己条件の牝馬限定戦では手合い違いでした。3着に敗れた前走のエルフィンS(OP)は、1着マルセリーナ(桜花賞)から2馬身ちょっとの差で、メデタシ(桜花賞4着)には先着しています。世代のトップクラスの1頭ではあるでしょう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103099/
母エアグルーヴは牝馬ながら年度代表馬に輝いた女傑。繁殖牝馬としても優秀で、アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯〔2回〕)、フォゲッタブル(ステイヤーズS、ダイヤモンドS)、ルーラーシップ(日経新春杯、鳴尾記念)など次々と活躍馬を送り出しています。「ディープインパクト×トニービン×ノーザンテースト」という配合はNHKマイルC(G1)2着のコティリオンと同じ。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102870/
日曜京都メインの都大路S(OP・芝1800m)をネオヴァンドームが勝ちましたが、この馬はコティリオンと配合構成がよく似ています(父がサンデー系で母同士が全姉妹)。「サンデー系×トニービン×ノーザンテースト」という配合は安定感があるのでいいですね。フローラS(G2)を勝ったバウンシーチューンもこのパターンでした。母が名牝系に属しており、なおかつ父がランキング級ならほとんどハズレがないという印象です。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102913/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103051/
グルヴェイグは中1週でオークスに出走する予定。体調面に問題がなければ馬券に絡んでくる可能性もありますが、この血統が本領を発揮するのは夏を越してからではないかと思います。もしエリザベス女王杯のアンティポストが発売されたら買ってみたいですね。
先週はディープ産駒祭りでしたね。今頃になって成長してきてるのでしょうか?フレールジャックみたいな楽しみな馬も出てきましたし。オークスとダービー楽しみです。共に5頭くらい出走しますしね。
投稿: みのっち | 2011年5月11日 (水) 02:28
ディープインパクトは晩成傾向があると思います。産駒の馬体を見ると伸びシロを感じさせる馬が多いような気がします。昨年の皐月賞にマンハッタンカフェ産駒が5頭出走したときは、こんなこともあるんだなぁと感心したのですが、ディープインパクト産駒はそれが日常化していますね。
投稿: 栗山求 | 2011年5月12日 (木) 05:18