芝の長距離向きカーマイン
■土曜阪神3Rの未勝利戦(芝1400m)は、これが初出走となるエポワス(3番人気)が3番手から伸び、ゴール直前で逃げ馬を交わしました。高速馬場とはいえデビュー戦で芝1400m1分21秒4は優秀です。
母マニックサンデーはサンスポ賞4歳牝馬特別(G2)の勝ち馬。その4分の3弟にザッツザプレンティ(菊花賞)、近親にバブルガムフェロー(天皇賞・秋、朝日杯3歳S)がいる良血です。今年の3歳牝馬戦線の有力馬ハブルバブルもこの牝系に属しています。
「ファルブラヴ×サンデーサイレンス」はニックスですが、ワイルドラズベリー、ダンスファンタジア、スピードリッパーなど、活躍した馬のほとんどが牝馬というのもおもしろい傾向です。本馬は牡馬。走りがしっかりしており能力は高そうです。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103002/
■土曜阪神6Rの3歳500万下(芝2400m)は、カーマイン(8番人気)が中団からしぶとく差しました。
勝ちタイムは2分25秒4。単純な比較をすれば同日の日経賞(G2・芝2400m)と同タイムです。もちろん、道中のペースが違うので同じ価値というわけではありません。スパッと切れる脚がないので、前が引っ張り持久力が問われる流れになったのはよかったと思います。
ヴァーミリアン(最優秀ダートホース)、サカラート(東海Sなどダート重賞4勝)、キングスエンブレム(シリウスS)の半弟、ソリタリーキング(ヒヤシンスS-2着)の全弟にあたる良血。本馬はこれらとは違ったタイプで、いかにも芝の長距離向きといった走法ですね。青葉賞→ダービーという路線が狙いになるのでしょう。将来的には3000m級の重賞の常連になりそうです。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103188/
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