マニエリスム敗れる
南関東の3歳牝馬戦線は、川島正行厩舎の2頭、クラーベセクレタとマニエリスムがリードしています。3月23日に行われる予定だった浦和桜花賞は東日本大震災の影響で中止。今年は東京プリンセス賞と関東オークスの二冠しかありません。
2歳女王のクラーベセクレタ(父ワイルドラッシュ)は京浜盃(4月18日・大井・ダ1700m)を使う予定で、その後は決まっていませんが、中央の皐月賞に相当する羽田盃(5月11日・大井ダ1800m)にチャレンジするプランも当然あるでしょう。
桜花賞トライアルの桃花賞を勝ったマニエリスムは、4月15日にクラウンC(川崎ダ1600m)に出走し、6着と敗れました。スタートがイマイチで位置取りが悪くなり、1コーナーを曲がったところで前が詰まるアクシデント。参考外の一戦といっていいでしょう。後遺症がなければ次走の東京プリンセス賞(5月12日・大井ダ1800m)では勝ち負けになると思います。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103001/
父ゼンノロブロイは初年度産駒からサンテミリオン(オークス)、ペルーサ(青葉賞)、アニメイトバイオ(ローズS)、コスモネモシン(フェアリーS)、アグネスワルツ(オークス-3着)、マカニビスティー(東京ダービー)など多くの活躍馬を送り出しましたが、2年目の産駒は一転して不振。2勝馬はわずか3頭しかなく、いまのところ春のクラシックに出走できる可能性のある馬はルルーシュぐらいしかいません。繁殖牝馬の質が落ちた、というのがおそらく最大原因だろうと思いますが、それにしてもここまで大きな落差があるケースは珍しいと思います。
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