東京スポーツ杯2歳Sはサダムパテック
○サダムパテック(1番人気)が2着につけた“3馬身半”はレース史上最大着差。このメンバーのなかでは1頭だけ格が違いました。
http://www.youtube.com/watch?v=uzjQehavIQM
前2頭が引っ張る流れだったとはいえ、2ハロン目以降で最も遅いラップが12秒1。緩みのないペースでラスト3ハロンが33秒7なので、レース内容はなかなか濃かったと思います。
父がフジキセキで母方に Mr.Prospector が入るパターンは成功方程式のひとつ。カネヒキリ、エイジアンウインズ、コイウタをはじめ多くの活躍馬が出ています。Ribot 系の Hoist the Flag が入るのも底力の補強として好感が持てます。母の父エリシオはやや難しい血なので、POGでこの血が入った馬を指名するのは勇気がいるのですが、この馬の場合、スタミナや底力の供給源としてうまく嵌った感がありますね。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102652/
当レースはこれでサンデーサイレンスを含んだ馬が10年連続で勝ったことになります。将来性云々の話はとりあえず抜きにして、現時点における実力比較では、サダムパテックは昨年同時期のローズキングダムよりも強いと思います。朝日杯でも勝ち負けでしょう。
◎ダコール(6番人気)は5着。初戦とは打って変わって後方を追走し、4コーナー15番手から大外に回して追い込んできました。四位騎手曰く「今日は折り合いに専念していきました」(ラジオNIKKEI競馬実況web)。上がり33秒8で届かないわけですから位置取りが厳しかったですね。坂を上がってからの伸びが良かったので本質的には平坦向きかもしれません。
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