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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
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2010年10月 9日 (土)

得意条件のペルーサ

レースを見ていて、特定の血統が“最近よく来るなぁ”と気付くことは大事ではないかと思います。たとえば、この秋なら芝におけるゼンノロブロイ産駒。

同産駒は基本的に忙しい競馬に向いていないため、芝1200mでは用なしです。能力の高い2歳馬がこの距離に出走してきたとき以外は買えません。馬券で狙える対象は芝1400m以上です。

9月に入ってから、芝1400~1800mに出走したゼンノロブロイ産駒は19戦10連対。率に直すと52.5%。そのなかにはアニメイトバイオが勝ったローズS(G2・芝1800m)も含まれています。このレンジでは来まくってますね。8月3日のエントリー(夏は買えないゼンノロブロイ産駒)で「ゼンノロブロイ産駒は秋競馬が始まってからが買いです」と記しましたが、そのとおりの事態となっています。

この流れで注目されるのは毎日王冠に出走するペルーサ(父ゼンノロブロイ)。今回は芝1800mですから上記の条件に当てはまります。過去、このレースで連対した3歳馬は、ニッポーテイオー、オグリキャップ、エルコンドルパサーと歴史的名馬ばかり。ただ、この馬も相当な器ではないかと思うので、家賃が高いということはないでしょう。

問題は雨。予報によると土曜から日曜にかけてしっかり降るようです。毎日王冠が東京芝1800mで行われるようになってから、重~不良だったことは2回(85年、95年)あります。85年は7頭立ての5番人気ゴールドウェイが勝ち、95年は14頭立ての10番人気スガノオージが勝ちました。いずれも波瀾の決着となっています。降水量によっては思い切った穴狙いがいいのかもしれません。

なお、毎日王冠当日の東京競馬場では、翌日に行われる盛岡の南部杯(G1・ダ1600m)の前売り馬券が発売されます。BCクラシック(米G1・ダ10f)に出走を予定しているエスポワールシチーの壮行レースでもありますね。発売場所はフジビュースタンド1階・101投票所(府中本町と通じる西門寄りのところ)。最終レース終了後はかなり混むのでご注意を。

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