神戸新聞杯はローズキングダム
ダービー馬◎エイシンフラッシュ(1番人気)との一騎打ちとなり、○ローズキングダム(2番人気)が競り勝ちました。夏の上がり馬が勢力図を書き換えることはできませんでした。
前半1200mの通過は「1分15秒3」。過去3年の平均が「1分12秒5」ですからかなりのスローペースです。『ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト』に提供した予想文は以下のとおり。
「神戸新聞杯は決め手勝負になることが多いので、超スローペースのダービーを突き抜けたこの馬(エイシンフラッシュ)が有利。追い切りの動きは圧巻で春からさらに成長している。」
スローの決め手勝負ならダービー組が上ですね。1、2着馬の上がり3ハロンは33秒3でした。昨年のイコピコの再現を期待して、同じマンハッタンカフェ産駒で配合構成も似ているサンディエゴシチー(6番人気)に▲を打ったのですが、1、2着馬とは地力が違いすぎました(9着)。
ここ3年間の菊花賞(G1・芝3000m)は、勝ち馬の上がり3ハロンの平均が35秒1ですから、スローの上がり勝負というわけではありません。加えて今年はヤマニンエルブがペースを緩めずに逃げます。セントライト記念で相応の実力を示した馬ですから、有力各馬は早めに追いかけざるを得ないでしょう。ロングスパート気味のスタミナが問われるレースになるはずです。ダービーや神戸新聞杯のようなレースにはなりません。
今回の1、2着馬がそうしたレースでも他馬を抑えられるほど地力が抜けているのか、あるいはスタミナ自慢の新興勢力が台頭してくるのか。菊花賞の焦点はこのあたりになりそうです。
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