京成杯オータムH、セントウルS
■京成杯オータムH(G3・芝1600m)は◎ファイアーフロート(4番人気)が競り勝ちました。4ハロン通過「47秒1」はスローペース。開幕週でこの流れでは前が止まりません。予想は◎△で馬単7430円、◎△△で3連単66000円的中。『ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト』に提供した予想を転載します。
「◎ファイアーフロートは『スペシャルウィーク×タバスコキャット』という組み合わせ。スペシャルウィークとストームキャットはニックスの関係にあり、この組み合わせからオースミダイドウ、タガノエリザベート、ダイレクトキャッチ、ダンツクインビー、モズ、ラナンキュラスなどの活躍馬が出ている。いかにも小回りコースに強い配合で、逃げ先行タイプなので開幕週の馬場は合うだろう。輸送でイレ込まなければ勝ち負けに持ち込める。」
懸念されたイレ込みは大丈夫でした。日曜日の栗東坂路の2歳一番時計を出したピユカンタービレは「スペシャルウィーク×Storm Cat」ですから、ファイアーフロートと同じニックスを持っています。この配合はやはり走ります。
http://premium.netkeiba.com/db/horse/ped/2008102793/
ピユカンタービレの母はBCクラシックを勝った Cat Thief と同じ組み合わせ(Storm Cat×Alydar)なのでパワーが前面に出ています。どちらかといえばダートのほうが……という気はしますね。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102793/
「スペシャルウィーク×Storm Cat」の好相性は、つまるところ「マルゼンスキーと Storm Cat」の関係に起因すると考えています。4月14日のエントリー(「マルゼンスキーと Storm Cat」)をご参照ください。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/04/storm-cat-897-1.html
■セントウルS(G2・芝1200m)は○ダッシャーゴーゴー(4番人気)と▲グリーンバーディー(2番人気)で決着。
グリーンバーディーが能力的に抜けているのは明らかでしたが、どう見ても七分のデキで、しかも59キロ。4年前に同斤で2着となったテイクオーバーターゲット(豪)は59キロを背負い慣れていたのですが、グリーンバーディーは近走57キロまでしか背負っていませんでした。結局、強い馬は強いということですね。Rocket Man と雌雄を決する10月3日のスプリンターズS(G1)は“アジア最強スプリンター決定戦”といった様相です。
◎ショウナンカザン(9番人気)は10着。直線は前が詰まってまったく追えなかったのですが、不利がなかったとしても勝ち負けには持ち込めなかったでしょう。
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