競馬国際交流協会と日本軽種馬登録協会が合併
本年12月1日をもって両法人は合併し、「ジャパン・スタッドブック・インターナショナル」という組織に生まれ変わります。両法人は競馬を支援するさまざまな事業を行っています。サイトも充実しており、専門家だけでなく競馬ファンにも楽しめる内容となっています。私もしょっちゅう利用させていただいています。
★競馬国際交流協会
http://www.jair.jrao.ne.jp/japan/
★日本軽種馬登録協会
http://www.studbook.jp/ja/
今回の合併は、両者それぞれの事業を一体的・効率的にできる体制を整えることが目的です。特例民法法人は、2013年11月30日までに、新公益法人または一般社団法人・一般財団法人へ移行しなければならないのですが、それを見据えて合併するという事情もあるようです。
競馬国際交流協会も日本軽種馬登録協会も、公益団体であるため収益事業はできません。活動費は補助金などで賄われます。ふたつの団体が合併することにより、そのあたりの節約も図られます。
取材のためお話をうかがった幹部の方は「競馬をとりまく状況は非常に厳しい」とおっしゃっていました。ただ、事業を一体化して無駄を省き、効率的なシステムが作られることは悪いことではないと思います。
なお、事業体としては競馬国際交流協会が日本軽種馬登録協会を吸収合併するという形をとり、事業所は日本軽種馬登録協会のあるJRA新橋分館に置かれるようです。
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