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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
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2010年9月16日 (木)

ディープインパクトとハーツクライの中間決算(前)

ディープインパクトは期待が大きすぎるので、並の成功では許してもらえそうにありません。ただ、いまのところ産駒の走りは上出来でしょう。JRA2歳種牡馬ランキングではフジキセキに次ぐ第2位。勝利数でも第2位です。新種牡馬ランキングではいずれもトップ。

総じてサンデー系の種牡馬は、初年度産駒がデビューしたその年に、夏のローカルからガンガン走るということはありません。例外はアグネスタキオンぐらいです。

主なサンデー系種牡馬の初年度産駒が、秋の中央開催の第1週終了時点でどれだけ勝ち星を挙げていたか、その数を書き出してみます。

11勝 アグネスタキオン(05年)
 9勝 ディープインパクト(10年)
 6勝 アドマイヤベガ(04年)
  〃  ハーツクライ(10年)
 4勝 フジキセキ(98年)
  〃  ネオユニヴァース(08年)
 3勝 スペシャルウィーク(03年)
  〃  マンハッタンカフェ(06年)
  〃  ゼンノロブロイ(09年)
 2勝 ダンスインザダーク(00年)
 1勝 ステイゴールド(05年)

ちなみに、サンデーサイレンス自身は12勝(94年)です。ディープインパクトはアグネスタキオンに次ぐ9勝ですから優れた成績といえるでしょう。ハーツクライの6勝もいいですね。この2頭はやがてリーディングサイアー争いに加わってくるはずです。

ハーツクライは現在、〔6.4.3.8〕という成績で、連対率47.6%、複勝率61.9%。これはディープインパクトの数字(連対率40.0%、複勝率57.1%)を上回っています。内容が濃いですね。産駒の粒も揃っているように思います。

今週土曜日に阪神競馬場で行われる野路菊S(OP・芝1800m)には、メイショウナルト、ウインバリアシオンという2頭のハーツクライ産駒が出走します。おそらく1、2番人気でしょう。3番人気と思われるのがディープインパクト産駒のモスカートローザ。熱い戦いとなりそうです。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008101384/
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