菊花賞路線に乗れるか、ワイズミューラー
土曜日の競馬で注目したいのは、札幌12Rの500万下(芝2600m)に出走するワイズミューラー(父ジャングルポケット)。6月の東京最終週に未勝利戦(芝2400m)を勝ち上がり、今回はそれ以来の実戦となります。
ジャガーメイル(天皇賞・春)やオウケンブルースリ(菊花賞)の活躍が示すとおり、ジャングルポケット産駒は長距離戦に向いています。札幌芝2600mでは4戦して〔2・1・1・0〕という成績。すべて馬券に絡んでおりコース適性はきわめて高いといえるでしょう。
じつはこの馬、金沢公営で現在12連勝中のジャングルスマイルの全弟。同馬については6月22日のエントリー(「金沢の新星ジャングルスマイルが百万石賞制覇」)でご紹介しました。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/06/post-52f2.html
先週のクイーンS(G3)を勝ったアプリコットフィズとは4分の3同血の関係です。配合的にも注目すべき存在ですね。勝ち上がった前走の東京戦は、3コーナー過ぎから鞍上の手が動くというスブさを見せたものの、直線でしっかり伸びました。この気性なら距離が延びても心配ありません。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102779/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102942/
┌ ジャングルポケット
ワイズミューラー ――――┤ ┌ サンデーサイレンス
(=ジャングルスマイル) │ ┌○┘
└○┤
└ サトルチェンジ
┌ ジャングルポケット
アプリコットフィズ ―――┤ ┌ サンデーサイレンス
└○┤
└ サトルチェンジ
春の時点ではまだ馬体が子供っぽかったので、この休みの間にどれぐらい成長したのか楽しみです。ここでいい勝ち方をするようなら菊花賞路線のダークホースに浮上します。先週、みなみ北海道S(OP・札幌芝2600m)を勝ったトウカイメロディ(父チーフベアハート)はすでに有力候補の1頭といえるでしょう。ワイズミューラーも北の地からぜひ路線に乗ってほしいところです。
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