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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2010年8月20日 (金)

クラキンコがホッカイドウ競馬で三冠達成

8月19日に行われた王冠賞(門別・ダ2600m)は、断然人気に推されたクラキンコが勝利を飾り、ホッカイドウ競馬史上4頭目の三冠馬となりました。牝馬としては初めてです。
http://www.chihoukeiba.jp/hokkaido/meta/vod/36/2010/08/19/362010081910.asx

6月1日のエントリー(「北海優駿はクラキンコ」)ですでに取り上げておりますので、血統に関する部分を再録します。

「デビュー当時から話題になっていたのはその血統。父クラキングオー(北海優駿、道営記念、ステイヤーズC2連覇)、母クラシャトル(北海優駿、北海道3才優駿)は、いずれもホッカイドウ競馬を沸かせた名馬でした。つまりクラキンコは“夢の配合”によって誕生した馬だったのです。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007105398/

「『クラキングオー×クラシャトル』という“夢の配合”が実現するまでには苦難の道のりがありました。父クラキングオーは現役最後となった一戦で殺処分寸前の故障を負い、倉見牧場の手厚い看護により生還しました。3年後、ようやく種牡馬となる目処が立ち、最初の交配相手に選ばれたのが牧場のナンバーワン牝馬のクラシャトル。そして、翌年誕生したのがクラキンコでした。このあたりの事情については「競走馬のふるさと案内所」のコラム(2009年10月19日付)に詳述されています。読み応えのある記事です。」

ちなみに、ここに当該コラムのURLがあったのですが、2ヵ月半の間に切れてしまい、読めなくなっていました。

これだけドラマ性のある馬は、中央を含めてもなかなか見当たりません。ダートグレード競走で活躍できれば全国的な人気が出てもおかしくないのに、と思います。ホッカイドウ競馬が全面バックアップしてプロモーション活動をするというのはどうでしょう? クラキンコのためだけでなく存廃に揺れる馬産地競馬の振興策として悪くないと思うのですが。

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