Special Duty がまたもや繰り上がりで仏1000ギニー制覇
英1000ギニーを繰り上がりで制した Special Duty(5月6日のエントリーをご参照ください)が、今度は仏1000ギニー(G1・芝1600m)を繰り上がりで制しました。
http://www.pedigreequery.com/special+duty
1位入線も6着降着となった Liliside は、ゴール前の追い比べで内側に斜行しました。2位入線から繰り上がった Special Duty は、その外から伸びてきたので、前走の英1000ギニーとは違い、自身が不利を被ったわけではありません。相手が勝手に降着したので棚ぼたの勝利です。映像をよく見ると、クビ差2着の Baine(3位入線)は、直線に入ってまもなく内ラチ沿いで大きくバランスを崩す不利がありました。これがなければ勝っていたような気もします。
http://www.youtube.com/watch?v=sSfhFcHLfMc
これほどの強運馬はタケデンバード以来でしょうか。同馬は、72年のクモハタ記念で審判員の着順誤認により2位入線から1着となり、73年の高松宮杯では先頭を行くハマノパレードの骨折転倒により勝利をさらいました。
クラシックレースを繰り上がりによって2つ獲得するというのは考えられない確率です。“ラッキーホース”というよりも、タケデンバードがそういわれたように“魔性の馬”という形容がぴったりです。馬主のアブデュラ殿下は、06年の仏1000ギニーで、1位入線した所有馬 Price Tag が3着降着となったことがあります。今回は逆のケースなのでさぞや気分が良いことでしょう。
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