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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2010年3月 5日 (金)

レッドディザイア大外一閃!――ドバイ国際G2レース

痺れました。これほど鮮やかな勝ち方をするとは想像していませんでした。サンデー系の切れ味がオールウェザーにフィットしていることが明らかになったと思います。これは大きいですね。

もともとオールウェザー(メイダン競馬場は“タペタ”という種類)は、ヨーロッパの芝馬に向いているといわれていました。追い込みが決まるともいわれていました。レッドディザイアは、ヨーロッパの重厚な血統がベースとなっています。サンデー系+欧州血統のレッドディザイアが飛んできたのも、結果論ではありますがうなずけます。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006102929/

オールウェザーは「ライトな洋芝」といったイメージですね。日本でいえば札幌・函館あたりの芝です。昨年の凱旋門賞3着馬 Cavalryman を、レッドディザイアは並ぶところなく差し切ってしまったのですから、ヨーロッパの芝よりも日本の芝に近いのかもしれません。

もしそうなら、気の早い話ですが、今後、日本馬はアメリカやドバイで安定して好成績を収められるかもしれません。1着賞金600万ドル(約5億5000万円)のドバイワールドCには、来年、日本のトップクラスがこぞって参戦を表明するでしょう。ブリーダーズCがオールウェザー開催の年には渡米する馬が出てくるかもしれません。そこで好結果を残すことにより、日本血統の評価も国際的に上がってくるはずです。

いろんな意味でわが国の競馬に地殻変動を促すきっかけとなるレースではなかったかと思います。本番でも頑張って欲しいものです。

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