急坂で置かれたサンテミリオン
フラワーCの5ハロン通過タイムは62秒5。これは過去10年で最も遅いものです(重馬場だった04年でさえ61秒7)。オウケンサクラは距離ロスなく3番手を進んだことが勝因でしょう。展開に恵まれたのは確かだと思います。「バゴ×リアルシャダイ」という血統なのでオークスでは人気の一角となるはずです。ただ、サンデーを持つ馬に東京の瞬発力勝負で勝てるかというと、そこまでのイメージは湧きません。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007104509/
サンテミリオンはほぼ負けないだろうと思っていたのですが、意外なくらいアッサリ負けてしまいました。最後の2ハロンが11秒7-11秒3というラップなので、4コーナーで中団という位置取りではどう頑張っても苦しいですね。ただ、ほぼ同じ位置取りで斤量が1キロ重かったコスモネモシンに先着を許したのはいただけません。最後の急坂でコスモネモシンが力強く登坂したのに対し、サンテミリオンはモタついて置かれました。このあたりはキャリアの多寡だけでなく適性の違いもあると思います。次走、坂がゆるい東京コースで人気が落ちればおもしろそうです。
コスモネモシンは他馬よりも1キロ重い斤量で、展開も向かなかったのによく頑張りました。今回のメンバーのなかでいちばん強いレースをしたと思います。桜花賞でも侮れません。
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