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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2010年3月25日 (木)

POG準備作業まっただなかです

ゴールデンウィークが明けてしばらくするとPOG本が店頭に並び始めます。本を作る作業は早くも始まっています。私は配合担当なので、この時季に馬産地に行くことはありません。ひたすら2歳馬の配合を眺めるだけです。

サンデーサイレンスが生きていたころは、サンデー産駒を調べれば作業の約八割は完了でした。しかし、現在はそういうわけにはいきません。少なくとも主要種牡馬20頭ぐらいはみっちり調べなければなりません。1頭あたりの産駒が多いので(約100~200頭)、これは結構な作業です。

毎年やることは決まっています。「TARGET frontier JV」の産駒検索で2歳馬リストを表示し、父馬ごとに1頭ずつ5代血統表を吟味していきます。注目の配合馬がいればチェックし、種牡馬ごとに産駒の序列を決めます。たとえばアグネスタキオン産駒に10頭の注目配合があれば、それに1位から10位まで順位をつけます。

こうして種牡馬ごとの産駒順位作成が終わったら、こんどはオールスター戦に出場するメンバーを、各種牡馬の上位産駒から抽出します。このオールスターメンバーがその年のドラフト指名馬です。

今年はディープインパクト産駒から調べ始めました。新種牡馬から着手することは過去一度もなかったのですが、そのたぐいまれな存在感に敬意を表しました。最初に思ったのは繁殖牝馬のレベルが尋常ではないということ。いろんなタイプの配合が試されているので、これで失敗したら言い訳できないと思います。自身に似て比較的馬体が小型に出ているとのことなので、非力な産駒が多い場合、ダート適性が問題となってきます。しかし、芝で走るぶんには大きな問題はないでしょう。月並みな結論ですが、まともなら成功するのではないかと思います。

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