ハンソデバンドがOP特別勝ち
中山のジュニアC(芝1600m)で1番人気に応えました。直線で窮屈になったとき、包まれて負けたデビュー戦が頭をよぎりましたが、前が開いてから一気に伸びました。
昨年の春、『競馬王のPOG本』で「渡邊隆オーナーインタビュー」をさせていただいた際、07年生まれのなかで「一番の期待馬」とおっしゃっていたのがこの馬でした。あらためて説明するまでもなく渡邊さんはエルコンドルパサーの生産者兼馬主です(海外では繁殖牝馬の所有者が生産者としてクレジットされます)。
記事から渡邊さんのコメントを引用します(126頁)。
「実際に馬が凄いらしいんですよ。北海道で馬を見た多田信尊君(グローブエクワインマネージメント代表)が、『どこか行くところ決まっているんですか?』と聞くから『尾形(充弘)さんに決めちゃったよ』と答えると、『はぁ、そうですか』残念そうだったね。古賀(慎明)調教師もたまたま行った先でこの馬を見て、『参考のために見せてもらいましたが凄いですね』と言ってました。まぁ、実際に走ってみないとわからないけどね。いまのところは順調です」
同誌に掲載した「栗山ノート」の、マンハッタンカフェ産駒ベスト5に採り上げた馬でもあります(151頁)。コメントは以下のとおり。
「父が柔らかいのでアフリートのような硬質のスピード血脈は好感が持てる。ミスプロとノーザンダンサーを併せ持つマンカフェ産駒の成功パターン。牝系の質も申し分ない」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102537/
同世代のトップクラスとはまだ差がありますが、成長の余地は十分あるので春が楽しみです。
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