東西でキングカメハメハ産駒が重賞制覇
■日曜中山11Rの京成杯オータムH(G3・芝1600m)は、◎フィフスペトル(2番人気)が直線半ばで抜け出しました。
http://www.youtube.com/watch?v=KW4xoaf-61o
『netkeiba.com』の「No.1予想」に提供した予想は、2着アプリコットフィズ(7番人気)がヌケだったので、◎が1着だったものの不的中。予想文を転載します。
「◎フィフスペトルは『キングカメハメハ×バーリ』という組み合わせ。キングカメハメハはトゥールビヨン-ジェベルのラインが母方の構成要素の核となっているので、ここを強化した配合は好ましい。本馬の母の父バーリは英マイルG1を2勝した名馬で、ジェベル5×5。母ライラックレーンはネヴァーベンド≒ナンティシャス3×3という相似な血のクロスを持ち、本馬はミルリーフ≒リヴァーマン5×3。よくできた配合で潜在能力の高さを感じさせる。これまでに獲得した重賞は函館2歳S(G3)のみだが、さらにタイトルを上積みできるポテンシャルを秘めていると思われる。中山芝1600mは朝日杯フューチュリティS(G1)で2着となり、東風S(OP)を完勝した舞台。今回はチャンスだろう。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006102859/
母ライラックレーンの血統は、Bahri≒Balletomane 1×2と表現したくなるほどです。こうした特殊な凝縮を持つ牝馬は、母として、あるいは2代母としておもしろいですね。個人的にも好きなパターンで、フィフスペトルについてはデビュー戦から高く評価してきました。次走は10月22日の富士S(G3・芝1600m)か、10月2日のポートアイランドS(OP・阪神芝1600m)でしょうか。ようやく波に乗ってきたので、もっとタイトルを上積みしてほしいところです。
2着アプリコットフィズにはやられました。当ブログで何度も取り上げたことがあるように、もともと高く評価してきた馬なのですが、今年に入ってから二桁着順が続き、もう競走意欲を失っているのかもしれないと侮っていました。嬉しい復活です。
■土曜阪神11Rの朝日チャレンジC(G3・芝2000m)は、◎ミッキードリーム(1番人気)がしぶとく伸びて差し切りました。
http://www.youtube.com/watch?v=or6KQFFSZjo
予想は◎△▲で馬単3540円、3連単12590円的中。『ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト』に提供した予想文を転載します。
「◎ミッキードリームは『キングカメハメハ×サンデーサイレンス』。どちらかといえば外回りコースが合う組み合わせだが、本馬はサクラバクシンオーの近親で先行力もあるので内回りコースも問題ない。開幕週なので好位勢には有利な競馬となりそう。4歳キンカメ軍団の遅れてきた有力馬として秋の重賞戦線で活躍が期待できる。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007103315/
昨年の毎日杯(G3・芝2000m)でダノンシャンティの2着となった経験があり、1000万クラスから3連勝といっても元のクラスに戻っただけです。キングカメハメハ産駒は先週、この馬とフィフスペトルで重賞2勝と好調でした。
関西の芝2000m前後の路線は、エクスペディションやアドマイヤベルナなど、楽しみな新鋭が多いですね。こういう活きのいい馬たちがどんどん重賞に出てくれば盛り上がります。
――――――――――――――――――――
血 統 屋 http://www.miesque.com/
――――――――――――――――――――
コメント