芝1200mの新馬戦に強いジャングルポケット産駒
■土曜新潟5Rの新馬戦(芝1200m)は、◎フィロパトール(1番人気)が楽々と逃げ切りました。
http://www.youtube.com/watch?v=sDXIDUJZs1Q
『ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト』の予想は◎△★で馬単760円、3連単3710円的中。予想文を転載します。
「◎フィロパトールは『ジャングルポケット×ワイルドアゲイン』という組み合わせ。父ジャングルポケットは芝1200mの新馬戦で連対率30.6%という高い実績を誇る。母ワイルドリリーはパワフルなワイルドアゲインの娘なので、短距離のダッシュ力も十分だろう。稽古の良さをそのままレースで出せれば結果はついてくるはず。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009100977/
ジャングルポケット産駒がデビューした当初は、芝新馬戦で振るわず、ダート新馬戦のほうが成績的に上だったのですが、ここ2~3年に限れば両者の地位は逆転しており、芝新馬戦のほうが馬券になります。その原動力となっているのが短距離戦で、予想文にも記したとおり、とくに芝1200mでは優秀な成績を挙げています。先週もフィロパトールのほかに日曜小倉5Rの新馬戦(芝1200m)でメイショウハガクレが2着と好走。この条件のジャングルポケット産駒はお金になります。
周知のとおりジャングルポケット産駒は中長距離を得意としていますが、それは要するにスタミナに支えられた優秀な持続力を備えているということ。そして、短距離をワンペースで力いっぱい駆け抜けるのも持続力です。
スタミナ型の種牡馬から短距離馬が出る例は珍しくなく、リボッコの子のサニーフラワーや、グリーングラスの子のトシグリーンなど、枚挙にいとまがありません。スピード血統を掛け合わせて持続力のベクトルを変え、なおかつ前向きな気性が備わっていれば、こうしたタイプが生まれることがあります。
http://old.db.netkeiba.com/horse/ped/1975105758/
http://old.db.netkeiba.com/horse/ped/1987103573/
スピードを注入したジャングルポケット産駒は、そんなわけで短距離の新馬戦を得意としています。これで芝1200mの新馬戦では連対率33.3%、単勝回収率153%。この条件は馬券になります。
■土曜小倉6Rの新馬戦(芝1200m)は、△ニコールバローズ(3番人気)が最内の狭いところを抜け出し、後続の追撃を抑えました。
http://www.youtube.com/watch?v=AH4M_pOFGpI
「ゼンノロブロイ×フレンチデピュティ」という組み合わせ。これはアニメイトバイオ(ローズS)と同じ。「母の父フレンチデピュティ」は成績が優れており、サンデー系との相性も良好です。ゼンノロブロイとの組み合わせはまだサンプルが少ないものの、そのなかからアニメイトバイオが出ているので悪くないでしょう。母方の奥にミルジョージ、コインドシルバーといった難しい血が入っているので、気性面のケアがこれからの課題となるかもしれません。距離延長の成否はこのあたりのファクターが鍵となるでしょう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009104381/
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