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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2011年8月 3日 (水)

母方のスピードが活きたタマモオンゾウシ

■土曜新潟5Rの新馬戦(ダ1200m)は、楽に先手を奪った◎タマモオンゾウシ(1番人気)が後続に8馬身差をつけて逃げ切りました。
http://www.youtube.com/watch?v=0UeMMkdCG9c

『ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト』の予想は◎〇△で馬単1090円、3連単9220円的中。予想文を転載します。

「◎タマモオンゾウシは『ネオユニヴァース×アフリート』という組み合わせ。母ヒトリムスメはダート短距離で3勝を挙げた。父ネオユニヴァースは短距離向きではないが、母は「アフリート×ダンジグ」というスピード血統なので十分対応できるだろう。母方にダンジグを持つネオユニヴァース産駒にはロジユニヴァース、オールアズワンなどがいる。仕上がりも早いだろう。」
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009104936/

父ネオユニヴァースは素軽さやスピードといった要素に不安を抱えているので、短距離の新馬戦では馬券にならない種牡馬です。そうしたレース条件が多い2歳夏あたりはまったく存在感がありません。ただ、本馬の場合、母が「アフリート×Danzig」という配合なので、父の弱点をカバーしています。配合的にはどう見てもダート短距離ですね。

■土曜小倉6Rの新馬戦(芝1200m)は、ダッシュを利かせて先頭に立った▲シゲルシバグリ(2番人気)がそのまま逃げ切りました。予想は▲◎〇で馬連2780円、3連複1820円的中。

勝ったシゲルシバグリは「トワイニング×フジキセキ」という組み合わせで、母ケイエフキセキはメガスターダム(中京記念、ラジオたんぱ杯2歳S)の全姉です。「トワイニング×サンデー」はロードオブザダイス、フサイチアソート、ドリームガードナー、カツヨトワイニングなどが出て大成功しており、新馬戦でも優秀な成績を挙げています。母の父がサンデーからその息子フジキセキに替わっただけなので、基本的には似ような個性を持っているはずです。

2代母の父マルゼンスキーは新馬戦に強く、Mr.Prospector 系との相性も良好。この血が入るだけで配合全体が引き締まって見えますね。名血とはこういうものでしょう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009103713/

◎タイセイシュバリエ(5番人気)は2着。序盤はダッシュがつかず後方からの競馬。3コーナーからエンジンが掛かって強引にマクって最後は2着を確保。レースぶりが常識に掛かれば勝ち馬に引けをとらないでしょう。

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      血 統 屋 http://www.miesque.com/
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コメント

プニプニヨークンばかりですみません。

今日はJRAとの交流競走に出走でした。

1400㍍でしたし、JRA勢は速いしで、ハナ叩かれて3番手。向こう正面で次々に捲ってくる馬に先越され、万事休すでした。

ただ、ヨークンは、敗れた次のレースは必ず着順を上げてますし、ハナを切れます。

次走は1700㍍でしょうから巻き返しに期待です。

関屋記念はアブソリュートを狙って見ようかな、と思ってます。

そうですか。逃げ馬は自分のレースができないと脆いですから仕方ないところでしょうか。強敵相手に揉まれることで強くなってほしいですね。いつか重賞に出る姿を見てみたいものです。

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