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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2011年7月12日 (火)

異能シルクフォーチュン重賞初制覇

プロキオンS(G3・京都ダ1400m)はシルクフォーチュン(9番人気)の差しが決まりました。
http://www.youtube.com/watch?v=waihymWzKz0

馬券を持っていた方は気持ちよかったでしょうね~。終わったあとに新聞(競馬ブック)を見たところ、「今までのように外を回っては届かないので、今回は馬込みを捌いてくるレースを考えている」という堀添助手のコメントがありました。お恥ずかしい話ですが気にも留めていませんでした。

昨年のいまごろ、ダート短距離の追い込みに目覚めた馬で、当時からその異様なレーススタイルは話題となっていました。ダート1200mで上がり34秒そこそこですから、後方追走から大外をマクっても届いてしまうわけです。ただ、クラスが上がると前も止まらないので、OPや重賞では掲示板が精いっぱいという成績でした。

今回の好走要因はふたつ。ひとつは前が止まる展開になったこと。もうひとつは馬群に突っ込んでコースロスを減らしたこと。これに尽きるでしょう。ただ、毎度ペースが上がるわけではありませんし、前が開くとも限りません。頭から買うにはリスクの大きい馬です。

ダート短距離の追い込み馬は、“適正距離が本来もう少し長いのではないか?”と思える血統の馬がなりやすいイメージがあります。シルクフォーチュンは「ゴールドアリュール×Alwuhush」ですから、短距離的な匂いはしません。Nureyev 3×3が気性面に影響を与え、極端なレース運びをする要因になっているのかもしれません。父ゴールドアリュールはスマートファルコン、エスポワールシチー、オーロマイスターの父。ダート向きのサンデー系種牡馬のなかではベストです。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006104625/

◎ナムラタイタン(2番人気)は6着。いつもより積極的な競馬をしましたが、結果的に今回は差し馬の流れでした。

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      血 統 屋 http://www.miesque.com/
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