東京2歳優駿牝馬はクラーベセクレタ
大晦日に大井競馬場で行われた東京2歳優駿牝馬(ダ1600m)は、地方競馬における2歳牝馬チャンピオン決定戦です。今年から全国交流競走として生まれ変わったため、南関東4場以外から、兵庫2頭、笠松1頭の参戦がありました。
勝ったのは船橋のクラーベセクレタ(2番人気)。2番手追走から直線半ばで豪快に抜け出し、後続に3馬身差をつける完勝でした。ホッカイドウ競馬からの転厩初戦で、重賞は3勝目。地方所属馬ながら生産牧場はノーザンファーム、馬主はサンデーレーシングです。
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2010%2f12%2f31&k_raceNo=10&k_babaCode=20
父ワイルドラッシュは、トランセンド(ジャパンCダート、みやこS、レパードS)、クリールパッション(エルムS)、ブラウンワイルド(小倉2歳S)、ティアップワイルド(カペラS-2着)などの活躍で、このところ俄然存在感を主張しはじめた感があります。
2代母リボーズシークレットは四冠馬ナリタブライアンとよく似た、いかにも底力あふれる血で構成されているのが特長。それに注目し、産駒のテオフィルス(父サンデーサイレンス)という馬をPOGで取ったことがあるのですが、決め手がいまひとつでした。母シークレットルーム(父タイキシャトル)もそれと似たようなタイプです。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103178/
本馬は Drone≒Halo 4×4が素軽さを与えているものの、全体的にパワー型の血で構成されており、Plugged Nickle≒Razyana 3×4もちょっと重いですね。
┌ Graustark(=His Majesty)
┌○┘
Plugged Nickle ―┤ ┌ Buckpasser
└○┘
┌ His Majesty(=Graustark)
Razyana ―――――┤ ┌ Buckpasser
└○┘
昨年夏に中央の芝レースで2戦して着外に終わっているとおり、ダート向きのパワーに秀でたタイプです。Graustark≒His Majesty 5×5は、クリールパッションの Graustark 5×4を連想させます。底力がありそうなので大レースでも位負けすることはなさそうです。
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