ダ1200m新馬戦はマンハッタンカフェ産駒が狙い目
3日間開催に組まれた新馬戦は8レース。1番人気馬はひとつも勝てず、7番人気以下が4頭勝ち、そのうちの2頭は二桁人気でした。荒れに荒れました。昨年の正月3日間開催は堅すぎるぐらい堅かったのですが。
土曜 中山4R・新馬戦(ダ1200m)
コンノート(父キングカメハメハ/4番人気)
京都4R・新馬戦(ダ1800m)
サングップ(父ブラックタキシード/3番人気)
日曜 中山6R・新馬戦(芝1600m)
テキサスルビー(父スペシャルウィーク/4番人気)
京都4R・新馬戦(ダ1200m)
メイショウマシュウ(父アドマイヤマックス/11番人気)
京都6R・新馬戦(芝1600m)
ウアジェト(父シンボリクリスエス/7番人気)
月曜 中山4R・新馬戦(ダ1200m)
カナエチャン(父マンハッタンカフェ/7番人気)
中山6R・新馬戦(ダ1800m)
ヒラボクマジック(父アグネスデジタル/2番人気)
京都3R・新馬戦(ダ1400m)
マックスシャルビー(父マヤノトップガン/12番人気)
新馬戦の予想は、想定メンバーが確定した木曜日の夜に七割ぐらい終わっています。配合のみを見て本命馬を決め、簡単な予想文も書きます。調教は見ていないので、出走前日に調教資料を見て、数字に納得が行かなければ◎を変更することもあります。いくら配合が良くても調教が酷ければ走りません。
月曜中山4R(ダ1200m)を快勝したカナエチャンは、じつは想定段階で◎でした。調教が平凡だったため、日和って▲に落としてしまったのが失敗でした。もっとも、2着ファインセンス(10番人気)が無印だったので、どのみち不的中でしたが。
http://www.youtube.com/watch?v=54INGA8mROU
当初、◎に推した根拠の柱は“マンハッタンカフェ産駒のダ1200m新馬戦における強さ”です。レース前までこの条件の連対率は50%(8戦4連対)。新たにカナエチャンが勝ったため、数字は55.6%(9戦5連対)に上がりました。
マンハッタンカフェ産駒は、基本的に芝の1800mぐらいがいいタイプで、これに母方の影響が加わって距離や馬場の適性が変わってきます。ダートも決して不得手ではなく、連対率のみを比べれば芝を上回っているのですが、データをよく見ると下級条件で数字を稼いでおり、OPや重賞クラスまで出世する産駒はエイシンモアオバーなどごくわずかです。
一般的に、マンハッタンカフェ産駒を新馬に下ろす場合、芝1400~1800mあたりが最適でしょう。ダ1200mを使うのはその条件で十分戦えるという見込みがあるからだと思います。カナエチャンは「マンハッタンカフェ×Horatius」という組み合わせ。母の父 Horatius は Safely Kept(BCスプリント)の父でダート向きのスピードを伝えます。その父 Proudest Roman は本邦輸入種牡馬ブレイヴェストローマンの全兄。このあたりの影響が調教段階から表れていたのでしょう。時計は平凡でしたがレースぶりは完勝でした。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008101997/
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