2024年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

« 天皇賞・秋はブエナビスタ | メイン | 先週の新馬戦(後) »

2010年11月 2日 (火)

先週の新馬戦(前)

先週は日曜日と月曜日の新馬戦予想が好調でした。◎を打った5頭がいずれも勝利。マグレ気味であったことは認めますが(笑)、悪天候のなかまずまずいい予想ができたと思います。『ブラッドバイアス・血統馬券プロジェクト』に提供した予想を転載します。

■日曜福島3R(芝1800m)◎チェリオス(1番人気)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008106160/

「◎チェリオスは『シンボリクリスエス×オペラハウス』という組み合わせ。台風の影響で日曜日の福島は道悪が予想される。本馬は道悪の鬼サドラーズウェルズを父にもつオペラハウスを母の父に持ち、パワーとスタミナにあふれた配合構成。条件的にぴったりだろう。」

◎△で馬単2790円、◎△○で3連単15390円的中。

■日曜京都5R(芝1800m)◎ダコール(4番人気)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008104798/

「◎ダコールは『ディープインパクト×アンブライドルド』という組み合わせ。これは先週の京都新馬戦(芝1800m)を勝ったダノンバラードと同じ。半姉ルシュクルはファルコンS(G3)3着馬で、母アジアンミーティアはアンブライドルズソングの全妹にあたる。ガルフストリーム≒ヘリオポリス6×6はサンデー系の必勝パターン。『ディープインパクト×アンブライドルズソング』のサイレントソニックがデビュー戦を勝ち上がっているので、それと似た配合の本馬も初戦から勝ち負けだろう。」

◎○で馬単2960円的中。

■日曜東京3R(芝1400m)◎ダンスファンタジア(1番人気)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102910/

「◎ダンスファンタジアは『ファルブラヴ×サンデーサイレンス』という組み合わせで、母ダンスインザムードは桜花賞(G1)、ヴィクトリアマイル(G1)などを勝った名牝。『ファルブラヴ×サンデー』は芝新馬戦で連対率34.8%と好成績を挙げている。リース≒メノウの全きょうだいクロスを持っているが、これはファルブラヴ産駒の成功パターンのひとつ。稽古で動いており初戦から動けそう。」

◎△で馬単490円、◎△○で3連単2240円的中。

■日曜東京4R(芝1600m)◎カインバティック(7番人気)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103214/

「◎カインバティックは『シンボリクリスエス×クラフティプロスペクター』という組み合わせで、母タイキジュリエットは準OPまで出世した活躍馬。父シンボリクリスエスは東京芝1600mの新馬戦で連対率36.4%と走っている。母はパワフルな血で構成され、現役時代に道悪を得意とした。台風の影響はむしろプラスに作用するだろう。」

◎○で馬単13610円、◎○★で3連単78920円的中。

■月曜東京5R(ダ1400m)◎ホークウォリアー(2番人気)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008110098/

「◎ホークウォリアーは『エーピーウォリアー×ロアー』という組み合わせ。父エーピーウォリアーはサンフェリペS(米G2・ダ8.5f)、ラホヤH(米G2・ダ8.5f)の勝ち馬で、今年の2歳世代が初年度産駒となる。出世頭のフェイスカ(ステークス勝利)と本馬は、いずれもオーシャンアンサー≒ストームバードの4分の3同血クロス、セクレタリアト、フォーティナイナーを持っており、配合構成が酷似している。いかにも初戦駆けしそうな血統で、エーピーインディ系なので脚抜きのいいダートは上手いだろう。」

◎▲で馬単1480円、◎▲△で3連単5490円的中。

このなかで注目したいのはダコール(父ディープインパクト)とダンスファンタジア(父ファルブラヴ)。どちらも先々まで楽しめそうです。

ディープインパクトは先週終了時点で20勝。10月中に20勝に到達した新種牡馬は史上初めて。父サンデーサイレンスは新種牡馬だった94年の同じ時期に19勝でした(出走回数はディープインパクトの7割弱ですが)。

新種牡馬に限らないJRAの2歳戦勝利数記録は、04年にサンデーサイレンスが樹立した54勝。このときは10月終了時点で25勝でした。ディープインパクトはこのまま順調にいけば40勝に手が届くかもしれません。新種牡馬記録が30勝ですからこれを大幅に更新するペースです。ただ、ハーツクライに突然ブレーキが掛かったように(ここ3週勝利なし)、何が起こるか分からないのが競馬です。とりあえず年末まで1日1勝ずつなら36勝です。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/427673/25339271

先週の新馬戦(前)を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

競馬王 2011年11月号
『競馬王11月号』の特集は「この秋、WIN5を複数回当てる」。開始から既にWIN5を3回的中させている松代和也氏の「少点数に絞る極意」、Mr. WIN5の伊吹雅也氏が、気になる疑問を最強データとともに解析する「WIN5 今秋の狙い方」、穴馬選定に困った時のリーサルウェポン、棟広良隆氏&六本木一彦氏の「WIN5は『穴馬名鑑』に乗れ!」、オッズから勝ち馬を導き出す柏手重宝氏の「1億の波動(ワオ!)」、亀谷敬正氏&藤代三郎氏が上位人気の取捨を極める「迷い続ける馬券術」、夏競馬期間中WIN5を6戦3勝している秘訣を探る「赤木一騎の次なる作戦」など、この秋、一度ならず二度、三度とWIN5を的中させるための術が凝縮されています!! また「大穴の騎手心理」では、世界を股にかけるトップジョッキー・蛯名正義騎手をゲストにお迎えしました。その他、今井雅宏氏の「新指数・ハイラップ指数大解剖」や、久保和功氏の「京大式・推定3ハロン」など、盛り沢山の内容となっています!!