先週の新馬戦(後)
10月30日の土曜日は、台風接近のため東京競馬が中止となり、京都競馬場で2鞍の新馬戦が行われました。
■土曜京都5R(ダ1400m)▲ホークウォリアー(2番人気)
勝った▲オウエイバスター(2番人気)の父オンファイアは、ディープインパクトの全弟。今年の2歳世代が初年度産駒で、すでにシゲルキョクチョウ(小倉2歳S-2着)を出しています。オウエイバスターとシゲルキョクチョウは Raja Baba を持っているという点で共通しています。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008101947/
10月29日のエントリー「ディープ産駒 Sunday Bess、英デビュー戦で2着」のなかで、ディープインパクトと Raja Baba の関係についてちょっと触れたのですが、やはり合うのかなという感じがします。ちなみに、母方に Raja Baba を持つディープインパクト産駒にはドナウブルー、エアジョイントがいます。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103250/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102787/
◎ホワイトスパルタン(5番人気)は3着。最内枠で出遅れるという苦しい競馬でしたが、最後は大外からよく追い上げました。まともに出ていたら2着でしたね。配合的におもしろいところのある馬なので次走以降も注目したいところです。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008101359/
■土曜京都6R(芝2000m)△サンビーム(4番人気)
1着△サンビーム(4番人気)、2着△ユニバーサルバンク(2番人気)はいずれもネオユニヴァース産駒。
芝新馬戦における同産駒の距離別連対率は以下のとおり。
芝1200m 14.8%
芝1400m 4.3%
芝1600m 16.2%
芝1800m 18.3%
芝2000m 30.6%
距離が延びたほうがいい、ということが数字に表れています。ネオユニヴァースはローカルを苦手とし、中央開催を得意とする種牡馬です。とくにローカルの短距離戦はまったくダメ。このカテゴリーは走らないので、早い時期の新馬戦は苦戦する傾向が見られます。ですが、秋になって中央開催となり、距離が延びれば成績が上昇してきます。ロジユニヴァース(日本ダービー)、オールアズワン(札幌2歳S)、サンビームの共通点は母方に Danzig を持っていること。パワーが持ち味でしょう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008101745/
◎オンリーザブレイヴ(5番人気)は8着。ディープインパクト産駒で、Burghclere≒Height of Fashion 3×4というクロスを持ちます。四位騎手は「今日は伸び切って走っていた」(週刊競馬ブック)と語っているように、終始ワンペースの走りに見えました。仮に上記のクロスが鈍重さを与えるものだとしたら問題ですね。初戦だけでは何ともいえないので次走を見てみたいところです。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102980/
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