日本テレビ盃(G2・船橋ダ1800m)はフリオーソ
2番手を追走したフリオーソ(1番人気)が最後の直線で楽々と先頭に立ち、帝王賞(G1)に続いて重賞連勝を果たしました。逃げたトランセンド(2番人気)が2着、スマートファルコン(3番人気)が3着。まったくの横綱相撲でしたね。
http://www.youtube.com/watch?v=CIroic2h6_c
春以降の充実ぶりは著しく、得意の番手差しは安定感抜群。11月3日のJBCクラシック(G1・船橋ダ1800m)はシルクメビウスと人気を二分する形になりそうです。今年は地元船橋開催なので凡走はないでしょう。ただ、シルクメビウスも道中の目標が決まっているので乗りやすいと思います。
母ファーザは Kingmambo と同じ「Mr.Prospector×Nureyev」という組み合わせ。《ブライアンズタイム+Kingmambo=フリオーソ》というイメージはしっくりきます。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2004106867/
日本テレビ盃が終わったあとは、毎年、元日刊競馬の栗原正光さんが主宰する“天然鰻の会”という食事会に出席するのが習わし。今年もその予定で船橋競馬場へ行ったところ、宇田川淳さんから「栗原さんがさっき倒れた」と聞いてビックリ。会は急遽中止となりました。栗原さんは12年前に大井競馬の取材中に倒れられて体の一部に麻痺が残り、日刊競馬を退職されました。その後も何度か倒れられたのですが、そのたびに再起されました。幸い、命にかかわるほどの症状ではないらしいとのこと。一日も早くお元気になってください。
メルボルン2世さんのブログを覗いてきました。
かつてはオールカマーがその名の如く、中央も地方も関係なく強い馬が集まって覇を競うレースだったんですよね。中央と地方がまだ、どちらが強い?と口角泡を飛ばして論戦できた…今にして思えば幸福な時代だったんでしょう。
あと、競馬にとり不幸なのは、寺山さんや巨泉さんのような語り部が今いないことでしょうか。馬やレースに仮託して何かを語る、あるいは語ることの出来る時代が確かにあったんですよね。今ほど情報が流布していなかった部分もあるかも知れませんが…。
栗原さんのブログを読んで、色んなことを考えさせられました。
また、福山競馬が大ピンチとか…春の来ない冬はない、とは言いますが、厳しいですね。
とりとめのない話で申し訳ありません。
投稿: ダンディ“ゲッツ”さっさん | 2010年9月24日 (金) 09:01
毎年オールカマーが来るたびに感じた心のときめき……。それを反芻すると、たしかに幸福な時代だったとなぁと感じます。ジュサブローの強さに痺れてジャパンCでも勝負したのはいい思い出です(笑)。荒尾から来たカンテツオーという馬もいましたね。
何かを語るには想像の領域が残されていないとダメだと思うんです。おっしゃるとおり「今ほど情報が流布していなかった」ことは大きいのではないでしょうか。情報過多の時代では「語ること=情報分析」になってしまいがちですし、馬や人への幻想を持ちづらくなるので、それらをリスペクトする気持ちも起きづらいと思います。否応のない時代の流れですからそれを良いとも悪いとも思いません。そして、これは競馬に限ったことではないと思います。
栗原さんは、情報がなかった時代に自分の足で歩き、実際に眼で見てご自身の競馬観を作り上げた本物の語り部です。おとぎ話かと思えるような楽しいエピソードを無数に持っていらっしゃいます。メルマガのコラムは最高に楽しいですね。
http://www.mag2.com/m/0000199504.html
投稿: 栗山求 | 2010年9月24日 (金) 14:39
名古屋にもよくいらっしゃってました。
「ねえ、このへんに銭湯ない?」って…。
車できて、そのまま車泊でしたから。
しかし…。
投稿: GK | 2010年9月26日 (日) 13:28
見た目は怖いのですが、人との壁を作らない優しい方でしたね。栗原さんはメルマガで名物記者の話を書かれていましたが、地方競馬最高の名物記者は栗原さん自身だったと思います。
投稿: 栗山求 | 2010年9月26日 (日) 21:11