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くりやま もとむ Profile
大学在学中に競馬通信社入社。退社後、フリーライターとなり『競馬王』他で連載を抱える。緻密な血統分析に定評があり、とくに2・3歳戦ではその分析をもとにした予想で、無類の強さを発揮している。現在、週末予想と回顧コラムを「web競馬王」で公開中。渡邊隆オーナーの血統哲学を愛し、オーナーが所有したエルコンドルパサーの熱狂的ファンでもある。
栗山求 Official Website
http://www.miesque.com/

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2010年7月22日 (木)

セレクションセール2010 2日目(当歳馬)

2日目(21日)は今年生まれたばかりの当歳馬のせり。先週行われたセレクトセールは、国際基準に合わせる形で当歳馬から1歳馬に重心を移し始めています。国内トップの動きは当セールを含めた周辺にも波及しているようで、今年の上場頭数は昨年(162頭)より40%近く減って102頭でした。

1500万円以上で落札された馬は3頭(税別)。以下のリストをご参照ください。

■347番 ┌ ネオユニヴァース
 牡馬 └ リンデンシラユリ(父ダンシングブレーヴ)
      落札価格:1700万円
      落札者:深見富朗
http://pednet.k-ba.com/cgi-bin/ped/match.pl?fdata=130353&mdata=39747

■394番 ┌ アドマイヤムーン
 牡馬 └ サンタママ(父 Lear Fan)
      落札価格:1740万円
      落札者:(有)ユニオンオーナーズクラブ
http://pednet.k-ba.com/cgi-bin/ped/match.pl?fdata=187082&mdata=68641

■395番 ┌ ゼンノロブロイ
 牡馬 └ サンターナズソング(父サクラバクシンオー)
      落札価格:2220万円
      落札者:グローブエクワインマネージメント(有)
http://pednet.k-ba.com/cgi-bin/ped/match.pl?fdata=133312&mdata=116685

上場頭数が少なく、主取りも多かったのでイマイチ盛り上がりに欠けましたね。395番の落札者は多田信尊氏が代表を務めるエージェント会社。どなたかの代理で落札されたのだと思います。“母の父サクラバクシンオー”は、硬めのアメリカ血統を含んだ父との組み合わせで好結果を残しており、サンデー系ではダート向きのゴールドアリュールとの組み合わせでトップカミング(日経新春杯-2着)、メモリアルイヤー(先週の九州産新馬戦を大差圧勝)が出ています。395番の父ゼンノロブロイは母方にそうした血を抱えているので悪くないでしょう。

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コメント

前回「日本サラブレッド配合史」が手に入ったとおっしゃっていた方がいらっしゃいましたが、自分は調べが足りなかったのかと思い、再度調べてみてネットオークションでようやく手に入れることができました。そこで最初読み進めるうちに、サラブレッドの歴史をもう一度確認しないと意味が解らない部分があると思い、栗山さんの「黎明期の血統」を読み、非常に参考になりました。特にファミリーのオールドモッコメアとカーウェンベイバルブメアの項目は凄い内容だなとびっくりしました。現在の3系統が一つのファミリーに繋がると言うのは衝撃的でした。それと、配合について書かれているのは総まとめの内容で忘れずに記憶して、血統を書いていきたいと思っています。ありがとうございました。それにしても競馬通信社で出していた本は物凄いレベルの高い本だったのですね。

「黎明期の血統」はあまりにマニアックな内容だったせいか、『週刊競馬通信』に発表した当時は何の反響もありませんでした。参考になったというご意見は発表後18年間で Bucchi さんが初めてです(笑)。ありがとうございました。

当時の『週刊競馬通信』は熱心な固定層に支えられていました。何をやっても大きな部数の増減はありません。レベルが高かったかどうかは読者諸氏のご判断に委ねますが、部数を気にすることなく開き直って好きなことができたのは確かです。

Old Morocco Mare と Curwen Bay Barb Mare の箇所は、発見した瞬間、ゾクゾクと興奮した覚えがあります。私の知るかぎり、それ以前はもちろんその後もこれを指摘した英語文献はありませんでした。2004年にアメリカで刊行された『RACEHORSE BREEDING THEORIES』(Frank Mitchell,Ph.D.)の150頁に Old Morocco Mare の話が載っています。私が書いたものとほぼ同じ内容です。ただし、この本には Curwen Bay Barb Mare の話は載っていません。

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