安田隆行厩舎のホーマン2騎
今週の新馬戦で注目してみたいのは、安田隆行厩舎のホーマン2騎、ホーマンフリップとホーマンルッツです。馬主、厩舎が同じだけでなく、父がフジキセキであること、母方に Deputy Minister を持っていることまで共通しています。前者は阪神土曜4Rの芝1400m、後者は阪神日曜4Rのダ1200mに出走予定です。
ホーマンフリップはアニメイトバイオ(阪神ジュベナイルフィリーズ-2着)の半妹にあたる良血。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103375/
稽古で素晴らしい動きを見せていた評判馬で、どこのドラフトでも上位で消えた馬だろう思います。6月11日のエントリー「母の父フレンチデピュティ」でもチラッと触れました。
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/06/post-c558.html
この配合パターンは好成績を残しており、今後とも注目していきたいところです。母レーゲンボーゲンは名繁殖牝馬と呼んで差し支えないでしょう。現1歳はアニメイトバイオの全弟。これも楽しみですね。
一方のホーマンルッツは、ダート王カネヒキリと血統構成がよく似ています。父がフジキセキで、母の父が Deputy Minister 系、2代母の父が Mr.Prospector 系。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008106421/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2002100978/
┌ フジキセキ
ホーマンルッツ ―┤ ┌ Deputy Minister
│ ┌○┘ ┌ Mr.Prospector
└○┤ ┌○┘
└○┘
┌ フジキセキ
カネヒキリ ―――┤ ┌ Deputy Minister
└○┤ ┌ Mr.Prospector
└○┘
同じく母方に Deputy Minister を持つ前出のホーマンフリップは、芝をこなすフレンチデピュティを母の父に持つので、芝適性への懸念はとくにありません。
ホーマンルッツの場合はダート向きのデヒアです。じつは「フジキセキ×デヒア」からデグラーティア(小倉2歳S)が誕生しており、一概に芝がダメとは言い切れませんが、ダートの新馬戦で下ろしたということはやはりフットワークがダート向きなのでしょう。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006109086/
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