ナムラタイタン5連勝
コーラルS(OP・阪神ダ1400m)はナムラタイタンが勝ち、これで戦績を5戦全勝としました。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006101408/
父サウスヴィグラスはラブミーチャンの父でもあり、このところ名前を目にする機会が増えたように感じます。母ネクストタイムは不出走馬ながら、ゴールデンジャック(サンスポ賞4歳牝馬特別など重賞2勝)、スターリングローズ(JBCスプリントなど重賞6勝)の姉妹と4分の3同血の関係にある良血です。
┌ アフリート
ネクストタイム ――――┤
(ナムラタイタンの母) └○┐
└ コマース
┌ アフリート
ゴールデンジャック ――┤
(=スターリングローズ) └ コマース
『競馬王のPOG本 2009~2010』の「栗山ノート」で、マンハッタンカフェ産駒の注目馬5頭のなかにハンソデバンド(共同通信杯)を入れたのは、その母クラウンアスリートがゴールデンジャック&スターリングローズの姉妹とよく似た配合構成だったことも理由のひとつです。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2000105411/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1991105227/
┌ アフリート
│ ┌ Danzig
クラウンアスリート ――┤ ┌○┘
(ハンソデバンドの母) └○┤ ┌ Buckpasser
└○┘
┌ アフリート
ゴールデンジャック ――┤ ┌ Danzig
(=スターリングローズ) └○┤ ┌ Buckpasser
└○┘
すでにゴールデンジャックはサイドワインダーを出しており、競走馬のみならず繁殖牝馬としても能力を証明していました。
ナムラタイタンの母、ゴールデンジャック(=サイドワインダーの母)、スターリングローズ、ハンソデバンドの母。――これらはいずれも「アフリート、Danzig、Buckpasser」のトライアングルによって誕生しています。この関係は頭の隅に留めておいたほうがいいかもしれません。
世間の牡馬クラシック予想でハンソデバンドが3,4番手評価
なのは母父アフリートがあまり評価されてないからだと、個人的
には思ってました。
しかし、ダンジグ系の良質なノーザンダンサー系の血とバックパサー
からくる底力が重賞勝ちをもたらしたのかなと思いました。
ただ、G1となるとハンソデバンドはどうなんでしょうかね?
渡邊オーナーが去年の競馬王のPOG本で「10年に1本
ヒットが打てればいい」とおっしゃっていたので、ハンソデで
ダービーが勝てたらいいのになと思ってます。
投稿: にいはら | 2010年4月 4日 (日) 16:10
ハンソデバンドの配合構成はあらためていうまでもなく素晴らしいと思います。ただ、血脈のコンビネーションがいくら優れていても、アフリートは Sadler's Wells や Ribot 系の代わりにはならないわけですから、底力がモノをいう芝2000m以上のG1において、これがキズとなる可能性も否定できません。月並みな結論で恐縮ですがすべては展開でしょうね。展開が向けばダノンシャンティやアリゼオに先着できるわけですから。頑張ってほしいものです。
投稿: 栗山求 | 2010年4月 4日 (日) 20:37