東西重賞でアグネスタキオン産駒V
ニュージーランドT(G2)は△サンライズプリンス(1番人気)が予想以上に強い競馬をしました。不利な大外枠で、距離短縮も好材料とはいえず、ここは条件的に厳しいかと思ったのですが、終始外を回っての楽勝。モノが違いました。1分32秒9も古馬準OP級なので優秀です。音無調教師によれば春の大目標はダービーとのこと。NHKマイルCに出ると体調維持が難しくなるので、結局はパスするのでは……と思います。
阪神牝馬S(G2)はアイアムカミノマゴがびっくりするほど楽に突き抜けました。芝1400mはスペシャリストを狙うのがセオリー。昨年のフィリーズレビュー(G2)2着、オーロC(OP)1着と、この距離では実績のある馬でした。しかし、5ヵ月ぶりということで手が出ませんでした。母が Danzig 系×Mr.Prospector という一本気のスピード血統なので、アグネスタキオン産駒ながら芝1400mへの適性が高いのでしょう。同産駒の芝1400mは、2歳戦を除けば連対率16.8%とあまりよくありません。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006102871/
アイアムカミノマゴは、サンデーサイレンスの孫だから「カミノマゴ」なのかなと思っていたのですが、昨年の春、『競馬王のPOG本』の取材で馬主の堀紘一さんにお話をうかがったところ、そうではないことが判明しました。
十数年前、堀紘一さんは、競馬評論家の大川慶次郎さんに誘われてバレッツトレーニングセールへ出かけました。その際、大川さんがアイアムザウィナーを選び、堀さんが購入しました。アイアムザウィナーは大川さんの子供のようなものだから、その仔は「競馬の神様の孫」、つまりカミノマゴとのことです。
今年の競馬王のPOG本も発売日が決まったようですね。
栗山さんのインタビューやオススメ配合を楽しみにしています。
投稿: にいはら | 2010年4月10日 (土) 23:57
ありがとうございます。
今年もいい馬を推奨できたらと思います。インタビュー企画は渡辺隆さん。これは例年どおりですね。
投稿: 栗山求 | 2010年4月11日 (日) 01:18